2020 ブルゴーニュのサンヴァンサン祭りに行ってきました~! みゅうパリ ブログ記事ページ

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    2020 ブルゴーニュのサンヴァンサン祭りに行ってきました~!


    2020-01-27

  • 2020年1月26日(日)に催行された、[みゅう]サンヴァンサン祭りツアーに行って来ました♪

    去年、2019年の[みゅう]サンヴァンサン祭りツアーのブログはこちら

    ブルゴーニュ地方のワインの祝祭、サンヴァンサン祭りは、ぶどうの守護聖人サンヴァンサンを称えるお祭りです。毎年1月の最終週にブルゴーニュの村々が毎年持ち回りで行われています。第76回目となる2020年は「ジュヴレ・シャンベルタン Gevrey-Chambertin 」での開催でした!

    フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴ、そしてフランス史上最高で最強の英雄、皇帝ナポレオン一世に«王様のワイン、ワインの王様»と崇められたのがこのジュヴレ・シャンベルタンのワイン。ナポレオンはロシア遠征にまでこのジュヴレ・シャンベルタンワインを運ばせていたほど寵愛していました。


    サンヴァンサン祭り期間中、村はお祭りムード一色。


    村の装飾はすべて村民のボランティア!高校の文化祭を思い出します。手作り感にも感動です。

     

    まずは、村の入り口でグラスとテイスティングチケットが一緒になったキットをGET。


    テイスティングチケット付きのツアーに申し込んだ人は、バスの中でもらった引換券を提示するだけでよかったので、とても楽でした。テイスティングチケット付きではない方はここで20ユーロを支払って購入。カード使用もOKでした。

    キットの中身はこんな感じ。村の地図と8つのワインのテイスティングチケット。グラスとグラスホルダーがついています。

    今年はこんな感じのチケットでした。2017、2014、2009をそれぞれ2杯ずつ飲めるということですな。なるほど、なるほど。

    どんなチケット構成になっているかは、毎年違うのでここで作戦を立てます。さて、制限時間内でどうやってまわろうか。

    ワイングラス片手にいざ出陣。村の地図を見ながら試飲ワインスタンドを巡ります。

    2014年の試飲スタンドがあったので早速試飲。

    残りのチケットはのこり7枚!

    村には、食事を提供する屋台もならびます。屋台で買って食べる食事もこのお祭りの楽しいところ。ブルゴーニュ地方の名物といえば、やっぱりエスカルゴ!

    まわりには、ニンニクの香ばしい香りが充満。おいしそー。

    こちらはホットドッグ。本格ソーセージもおいしそうですね。

    これ、後で買おうと思っていたら、次に通りかかったときには売り切れていました。こんなにソーセージ山盛りだったのに!旅の鉄則「迷ったら買う」、を痛感した次第。

    こちらは、ウフ・オン・ムレット。ポーチドエッグと赤ワインソース。ブルターニュ地方の屋台の定番です。

    ジャガイモとベーコンをロブルッションという濃厚チーズを溶かしてグラタンにする名物、タルチフレットの大鍋。寒い中でのごちそう。

     

    今回は、一人参加の方x3名とその場で意気投合して、一緒に回ることに。これもバスツアーの醍醐味、一期一会。

    そーセージの煮込みをワインとともにシェアしました。みんでシェアすれば、いろんな料理を楽しめて、楽しさは倍増です。

    このツアー、美味しそうな地元ブルゴーニュ料理とも出会える絶好のチャンスです。

    演奏隊もお祭りを盛り上げます。

    そりゃ、注ぐほうだって、ノリノリですよ!

    ジュヴレ・シャンベルタン、とラベルがついたワインは赤のみですが、ワインショップの店先では、ササーニュ・モンラシェのグラスワインが売られていました。

    ジュヴレとササーニュの共演でござい。

     

    ジュヴレ・シャンベルタン村はディジョンとボーヌの間のブルゴーニュの中心に位置し、2015年に登録された世界遺産『ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ』の中にも含まれています。ブルゴーニュにはグランクリュ街道と呼ばれる道路があり、北はディジョンから南のサントネイ村まで、途中ニュイ・サン・ジョルジュ、ボーヌ、ムルソーを通過しながら、広大なブドウ畑が広がる景色が10キロほど続きます。ジュヴレ・シャンベルタン村はこのグランクリュ街道の出発地点。


    ジュヴレ・シャンベルタンは9つの特級畑がありますが、その詳細地図が街中にありました。

    特級畑は村から歩いて数10分ということ。これは、行くしかないでしょ。ちなみに、濃い赤色で黒丸のついた場所が、特級畑=グラン・クリュ。その周りのピンク色の場所が、一級畑(プレミエル・クリュ)。ジュヴレ・シャンベルタンには26の一級畑があるそうです。

    街のはずれにあったホットリンゴジュース屋さん。

    カップは1ユーロのデポジットで買う専用カップ。非常にエコなお祭りを目指しています。このカップ、返却すると1ユーロ返ってきますが、かわいいので、そのまま家に持ち帰りました。

    ホットリンゴジュースを飲みながら、ブドウ畑の中を歩きます。こんな風景が一面に広がっています。


    村の近辺は、一級畑のようですが、もう3分も歩くと1つ目の特級畑に到着。

    メジ・シャンベルタン。
    ドメーヌ トルトショとありますが、これは、この畑の持ち主。ドメーヌというのは、ブドウ栽培、醸造すべて行っているワイン業者のこと。ちなみに、ブドウ栽培はせず、ブドウ農家からブドウを買って、醸造のみする業者をネゴシアンといいます。

    さらに5分ほど歩くと、次の特級畑。


    クロ・ドゥ・ベーズ
    ここが、最も古いブルゴーニュのぶどう畑といわれている場所。630年(平安京よりもさらにまえか!)、ブルゴーニュ公のアマルゲルが大修道院の修道士達に自治地区としての土地とぶどう畑を分け与えたのが始まりとされています。修道院は8百年かけて、現在の大きさまでぶどう畑を拡大したそうです。そのブドウが脈々と作り続けられていて、いまでも最高級のワインとして飲み続けられている。

    フランスのこういう歴史と伝統を大切にするところ、本当にすごいですね。

    クロ・ドゥ・ベーズからさらに5分ほどあるいていくと見えてくる特級畑が、ジュヴレ・シャンベルタンの特級畑中でトップに位置する、シャンベルタン。

    歴史を感じ、しばし感動。贅沢な時間。


    おいしいワインと食事と、歴史ある畑。
    最高の時間でございました。

    さて、来年2021年のサンヴァンサン祭りの開催地は、なんと、

    ピュリニー・モンラッシェ。


    来年は、ブルゴーニュ地方最高級の「白」を楽しめるということです。

    これは、参加するしかないでしょう!


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