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先日、モンマルトル界隈にある劇場、テアトル ド アトリエで、美術批評家 エクトール・オバルクによる美術史ショーを見に行きました。
モンマルトルの丘の下。一本脇に入った場所に劇場が。
エクトール・オバルクは、フランスのテレビなどで活躍する文化人で、ミケランジェロやカラヴァッジョに関する美術批評・ドキュメンタリーを作っています。
今回のショーは、西洋美術史を舞台で2時間で説明してしまおう、というもの。
ショーのタイトルは、「TOUTE L'HISTOIRE DE LA PEINTURE en mois de deux heures」。絵画史すべてを2時間以下で。攻めたタイトルです。
劇場の中には、しゃれたバーもあります。
舞台終わりでの一枚。後ろにあるのが、美術史の壁!
モザイクのように見えますが、あれが一枚一枚有名な絵画になっています。数枚をピックアップして、一つ一つを拡大して解説していきます。細部を拡大して、美術館で、現物を前にしてもなかなか見えないぶぶんまで見せながら、楽しく解説するというもの。
美術館だと、その美術館にあるものしか見学できませんが、このような舞台だと、さまざまな作品を取り上げられるので、とっても面白かったです。
いってみれば、美術史にからめた、ワンマンショーライブのようなもの。やっぱり、エンターテインメントを決めるのは、話芸ですね。これは、[みゅう]のガイドにもいえること。
インターネットには、彼のさまざまな動画(フランス語)などもあるので興味ある方はぜひご覧になってください。
渦
『西洋美術史を2時間で』、 美術批評家 エクトール・オバルク Hector Obalk の美術史ショー
2019-12-30
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