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    パリから日帰り可能!ブルゴーニュの古都 オセール


    2019-10-21

  • パリから 高速道路A6で約170Km南下するとブルゴーニュ地方の入り口、ヨンヌ県に入ります。
    その県の県庁所在地がオーセール。人口3.5万人、旧跡、古刹が残る、芸術の街です。

    こちらは、町のシンボルでもある時計台。

     

    街に流れるのは、ヨンヌ川。見どころが多い旧市街はこの左岸に広がっています。

    まずは、パスレル(PASSERELLE)と呼ばれる川にかかる歩道橋から全体を見渡すのがおすすめ。

    頭一つ出ているのが、サンテチエンヌ大聖堂と、サンジェルマン修道院教会。
    どちらもオセールを代表する建築物です。

    ここオセールは、12世紀から19世紀にかけて、フランスで最もワインを生産していた地域だったそうです。
    当時ブルゴーニュワインといえば、このオセール地域のことで、現在ブルゴーニュ赤で有名なコートドール産のワインは、当時ボーヌワインといわれていたのだそう。

    中世では、ワインに加え、石材、木材などがオセールの港からパリに向けて船で運ばれて行きました。

    状況が変わったのは、19世紀のフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)の被害によってブドウの木が壊滅してしまった時。
    その後、ブドウではなく、穀物を植えたため、いまでは穀倉地帯となってブドウの生産と名声はかつてほどではなくなってしまいました。

    ここはヨンヌ川に面した聖ニコラウス広場。

    港がすぐちかくで、船乗りたちが住んでいた界隈です。船乗りたちの守護聖人聖ニコラウスの名前がついています。手前の建物には、ひし形司教帽と先頭が丸くなった司教杖を持つ聖ニコラウスが飾られています。小さいですが、彼の右下には、船の模型が。船乗りたちが住んでいた界隈にこのような像が建てられているのですね。

    左にある木組みの家が、船乗りたちの家。

    小さく家が隣り合っている。現代人にとっては、とってもフォトジェニックな街並み。しかし、木組みの家は、当時は貧乏人が住んでいた。貧困の印でもありました。

    木組みの家が並んだ小道を行くと、見えてくるのがサンジェルマン修道院教会。

    中世の修道院は、今の大学のような場所で、中世では約1000人の学生が世界中からあつまり、哲学、神学を学んでいました。当時、ヨーロッパ最大級の修道院です。

    さらに、木組みの家の中を進見ます。

    そして見えてくるのが、サンエチエンヌ大聖堂。

     

    大聖堂の祭壇部分は、1215年、塔の部分は、1540年に作られました。

    とても明るい内部。

    パリのノートルダムより明るいです。高さ34.50m、長さ112m。建築当時の最高技術によって作られました。

    天井の高さに対し壁が薄く、屋根の峰を支えるそれぞれの柱が細いのが特徴。そのため、とても洗練された印象を与えています。あまりにも、壁がうすく、柱が細いので、隠れた場所に鉄棒によって補強されているのではないかと19世紀に調査されましたが、そのような事実はありませんでした。

    ステンドグラスは16世紀に作られたもの。

     

    こちらは、町のシンボル時計台。なんだか、ルーアンのようです。

    24時間表記。太陽の針が時間を示す。月の針は、月が針の端っこについている。丸い円が、月の満ち欠けを示します。

    ただし、月の針はあってないらしく。。。月の針の調整をできる人は、ストラスブールに一人だけいる80歳台の技術者らしいのですが。その方が引退されたらどうするのでしょうか。。。

    時計台近くも、木組みの家。

    金のブーツの看板は、かつて靴屋さんだったのをそのままのこしてあります。
    いまは本屋ですが、以前の外観をそのまま残すところがやはりフランスらしくて素敵ですね。

    とても魅力的!フォトジェニックな街、オセールでした!


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