2000年前のローマ建築、世界遺産ポン・デュ・ガール みゅうパリ ブログ記事ページ

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    2000年前のローマ建築、世界遺産ポン・デュ・ガール


    2019-06-26

  • 南仏プロヴァンスにある世界遺産ポン・デュ・ガール。

     

    ポン・デュ・ガールとは高さ49m、全長275mもある巨大な水道橋で、水不足に陥ったニームの町を救うため、約50km離れたユゼスという町から水を引くために作られました。

     

     

    当時のローマの都市・ネマウスス(ニーム)は大浴場などの公共施設で使用する水が不足しており、古代ローマ皇帝アウグストゥスの腹心アグリッパの命令で建設が開始されました。ユゼフからネマウススの標高差は12メートルしかなくガルドン川を渡るため、49メートルもの高さの橋を架ける必要がありました。長さ1キロの平均傾斜24.6センチ、最大65センチ、最低7センチと気の遠くなるような正確さとローマの建築技術の水準の高さには驚愕です。

    上層・中層・下層の見事な三段アーチ構造。この美しいアーチが2000年以上前の技術で建てられただなんて!

     

     

    保存状態もよく、また歴史的重要性の観点から、1985年にユネスコの世界遺産リストに指定されました。さらにさらに、ポン・デュ・ガールは5ユーロ札のデザインにも使用されています!ヨーロッパにおいて重要な役割を果たしてきた功績ですね!!

     

     

    アーチの部分は歩いて見学することができますよ。

     

     

    世紀に渡って人々の生活を潤してきたポン・デュ・ガール。死ぬまでに見たい絶景のひとつです!

     

     

    エクス・アン・プロヴァンス発
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    (城)


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