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    がんばっている「ぼく」にそっとくれた、上司のお年玉


    2019-01-07

  • お正月の楽しみの一つはお年玉。

    ずっともらう側だったのが、気づいたらあげる側になっている今日この頃。

     

    なんか、気がつかないうちに大人になったな。。。

     

    と、しょんぼりデスクに座っていたら、それを見た上司がそっと私の肩に手を置いて、

     

    「いつもがんばってるね。はい、これお年玉」

     

    と渡してくれました。

     

    そのお年玉が、、、、、、

     

     

     

     

    これです。

     

    涙(悲し、嬉し、それともくやし?)を拭くには、丁度いいですね!

     

    広げるとこんな感じ。

     

    ユーロがプリントされたティッシュです。20ユーロのほかにも、もっと額面の高い500ユーロのバージョンなどもあったりします。

     

    ギャク用のばら撒きお土産にいいかもしれません。札束感がたまりません。

    製品名   paquet de mouchoir 20 euros 
     
    販売元は、MAISON & OBJETS という雑貨販売店。

     

    フランス全土に展開している雑貨屋で、パリにも郊外を含めると14店舗展開しています。

     

    「王様のアイディア」(古い?)という雑貨屋が駅ビルなどにかつてありましたが、ちょっと近い感じ?でしょうか。

     

    ちなみに、フランスのティッシュって、何回も使うのを御存知ですか。

    フランスの布製ハンカチは「ムショワール MOUCHOIR」といって、動詞のMOUCHER(鼻をかむ)からきています。ハンカチはもともと鼻をかむ道具ということです。

     

    今でも、フランス人たちは、布製ハンカチで鼻をかみます。鼻をかんだら、乾かして、そしてまたかむ。

     

    風邪で鼻が出っ放しのときは、どうするのか。

     

    一旦広げて、どうにかして乾いている面を探して、またかむ。ハンカチを手を拭く道具として使うわれわれには、「うぇ~」という感じですが、フランスではこれが普通。

     

    フランスのティッシュは、「紙のハンカチ(MOUCHOIR EN PAPIER)」といって、あくまでハンカチ扱い。鼻をかんだら、乾かして、そしてまたかむことができるように、非常に頑丈にできています。

     

    風邪気味のフランス人のポケットのなかから、くしゃくしゃになったティッシュがでてきて、それを広げて鼻を噛む。これ結構、現地にいるとよく見る風景。

     

    ちなみに、フランス人にとって「うぇ~」となるのは、「鼻をすする」という行為。彼らにとっては「どうしてあんな気持ち悪いものを飲めるの?」という気分らしいです。

     

    私がまだ語学学校に通っていたとき。ある先生は、世界中から来た文化の違う生徒のために、一回目の授業でフランスでの規則・常識を説明していました。

     

    「解答用紙は、シャーペン、鉛筆は使ってはいけません。ホールペン、あるいは万年筆を使いましょう」。

    「ノートは、無地ではなく、線が入っているものを使うように。また、行間は広めにとること。左右には、先生のコメントがかけるように、余白を作ること」。

     

    そのなかに、次の規則もありました。

     

    「私の授業中は、鼻をすすらないように。鼻はかみましょう」。

     

    ここは小学校か?と思いましたが、文化の違う人々が集まる中ではまずはっきり原則を言葉で表現するということが必要なんだと思いました。

     

    ユーロは大切に使いましょうというはなしでした。

    (え、そんなはなしだった?)

     

    (渦)


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