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以前紹介したのは信号でしたが、
今回は、横断歩道です。
パリを歩いたことがある方ならば知っていると思いますが、中心地にはぼこぼこの石畳の道が非常に多いですね。ピンヒールを履いている女性が時々隙間にヒールが引っかかって抜けなくなっているのを見かけます。ああ、パリにいるなーと思う瞬間のひとつですが、そのようなぼこぼこの石畳にどのように横断歩道の線を引くか御存知ですか。
丁度、張替えの場面に出くわしたので、ご紹介します。
張替え、というのがすでに答えなのですが、シール式なんですね。
シールにも、張って上からたたいてくっつける転圧式と、ガスバーナーで溶かすようにして貼り付ける溶融式の二つがあるそうなのですが、ここで作業しているのは、溶融式シールですね。張るときだけでなく、はがすときにもガスバーナーで接着剤を溶かしています。
ぼろぼろになった白線シールを一人がバーナーであぶり、一人がほうきのようなものではがしています。
作業している横には、これから張り替えるための白線ロールがころころと転がっています。
新しく張り替えた白線がこちら。
素人目には、ちょっとしわよっているなともおもいますが、それも愛嬌!いわゆる、フランスクオリティー。
ちなみに、こちらは家の近くで作業していたペイント式。
長さを測って、チョークでしるしをつける係り。
マスキングテープをしるしにあわせて張る係り。
そして、マスキングテープの枠内にペイントする係り、の三人で作業をしていました。
風が強い日で、マスキングテープがひらひろと舞ってしまうことが多く、「はがれてる!はがれてる!」とペイント係りが大声で呼んでいるのが印象的でした。
渦
パリで見つけた面白いもの 横断歩道
2018-12-24
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