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一人189ユーロ。大体、25000円。一回の食事に使うとしたら、高いと思いますか。
もちろん高いです。ただ、その食事が、一生の思い出になるとしたら?
例えば、居酒屋で友人と飲みに行って、一人5000円。二次会にいって、3000円。3回飲み会行ったとしたら、大体同じくらいの金額になります。3回行った飲み会は楽しくても、一生の思い出に残る?でしょうか。残るかもしれないし、残らないかもしれない。
2つ星、ジョエル・ロブション サンジェルマン店の食事は、一生の思い出に残ります。一緒に行った大切な方との思い出も含めて。そう考えると、特別な日には、ぜひ試していただきたいお店です。
189ユーロは、ディスカバリーメニュー。このお店のさまざまな得意料理を食べることができます。なんとその数11品。少量ずつ出てきますが、時間をかけて食べるので、かなりお腹いっぱいになります。
お店の予約をとったら、お昼は抜く覚悟はあった方がいいかもしれません。
お店は、サンジェルマン地区の一等地。オルセー美術館の裏手、徒歩圏内です。ルーブルからも徒歩15分ほどで遠くありません。
お店は、カウンター席と、テーブル席を選ぶことができて、カウンター席はシックでおしゃれ。
しかし、4名などで行く場合は、テーブル席がおすすめ。予約でテーブル席を予約するといいでしょう。
では、早速前菜。前菜だけでも、7品あります。
サーモンがカリカリのテュイルに挟んであります。口に入れるとパリパリと食感を楽しめます。
この緑色のものは、愛のリンゴ。中を切ってみると、フォアグラのようなものが入っています。
アボカドのムース。上にはキャビアが乗っています。
栗のスープ。カリカリのベーコンとの相性も抜群。
ポッシェされた卵が入った、濃厚スープ。カルボナーラ風味。スパゲティにかけたい、と思った私は貧乏性でしょうか。
フォアグラ。しっとりとして、まったく癖がなく、ぺろりと食べてしまいました。
なんとこちらは、ギョーザ。この店の定番料理です。
使っているタレは、しょうゆではなく、トマトをベースにした少し酸っぱいソース。あっさりとして、非常に上品な餃子です。
ホタテのソテーとトリュフの薄切り
そして、やっとメイン。ここまであまりにも盛りだくさんだったので、入るか分からなかったですが、お皿が来てみて納得。
メインといえども、前菜と同じくらいか、より小さいお皿でした。メインは、リドボー。牛の胸腺。とても柔らかくて臭みもなく、絶品でした。
ここからは、後半戦のデザート。もうお腹いっぱいでしたが、甘いものは、なぜが食べられます。
クレモンティーヌ、というミカンのデザート。中はさくさく生地が入っています。
そして、最後がチョコレートの誘惑という名のムース。
かなり、濃厚なムースで、満腹なのですが、なぜかスプーンで次のチョコをすくってしまうという、その名の通り魔法の食べ物でした。
ジョエル・ロブションのスペクタクルを堪能しました。
忘れられない食事を、大切な日に、大切な人と。
渦
アトリエ ジョエル・ロブション サンジェルマン店
5, RUE MONTALEMBERT
75007 PARIS
ミシュラン 2☆レストラン ジョエル・ロブション サンジェルマン店
2018-04-09
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