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明けましておめでとうございます。
2018年もみゅうパリをよろしくお願いいたします。
さて、早速の本題。
フォンテーヌブロー城にいくのだったら、ぜひおすすめしたい日本人シェフが腕を振るうミシュランスターレストランがあります。フォンテーヌブロー城から徒歩7分ほどのアクセルL'Axelです。
シェフの後藤邦久さんは、25才のときに渡仏。その後フランス地方を転々としながら、数々の大シェフの元で修業します。その後、ボーヌの5つ星ホテル l’Hostellerie du Cèdreの料理長に抜擢され、「ブルゴーニュの若き才能」として注目をあつめます。そして、2012年にフォンテーヌブローで自分のレストランを立ち上げ、わずか1年で1つ星を獲得しました。
高級感も漂う店内は、白い内装で落ち着きがあります。きびきびと動くスタッフたち。プロフェッショナルが持つ程よい緊張感によって店内は支配されています。
今回頼んだのは、平日の昼だけ提供されている33ユーロのランチメニュ。なんと、1つ星の料理が33ユーロで頂ける!単純に、驚きです。しかも、前菜、メイン、デザートの3コースです。
注文をしてから前菜を待っていると、まず出てきたのが、突き出しその1のタイのカルパッチョ、ムース、グジェール。
それぞれが、パリパリ、しっとり、さっくりと別々の食感を演出しています。
とにかく、全部すごくおいしい!
さらに出てきたのが、突き出しその2。
ウニのムース。
濃厚なウニの味と、ふんわりとしたクリームのソースが絡み合い、これも絶品。
その間に出てきたのが、このバターと、お塩。
パンもおいしく、前菜が出てくる前に、すでに満足してしまいそうになります。
ただしここからが本番。前菜はエビに冷たいコンソメブイヨンをかけたもの。
中からは、小さな丸いパスタが出てきます。大きさは、数の子ぐらい。もちもちした食感と、エビのしこしこ感が絶妙にマッチします。
メインは、鶏です。ソースが2種類かかり、別々に食べたり、混ぜて食べたりといろいろな食べ方ができます。
もちろん味は、絶品。彩りも美しく、目でも楽しむことができます。
そして、デザートは洋ナシのタルト。表面がべっこう飴のように、砂糖を焦がして飴上にしているのでパリパリ。ここでも、洋ナシのしっとりした食感と、飴のパリパリの食感を組み合わせています。
このレストラン、ホールスタッフのチームワークが素晴らしい演出のように料理を引き立てます。私は、3名で行ったのですが、3皿を3人のスタッフが同時においてくれました。これは、たまたまだったのかもしれませんが、私たちの目の前に一斉に美しくかざられたお皿が出てくることだけでも魅了されてしまいました。
デザートの後には、小菓子がでて、これで33ユーロです!
まったく気を抜いていない、料理のプロフェッショナルの真剣勝負のランチメニュでした。
今度は、もうちょっと高いメニューをぜひ頂いてみたいです。
L'Axel
43 r. de France
77300 Fontainebleau
定休日:月曜日(終日)、火曜日(終日)、水曜日(昼)
渦
フォンテーヌブロー城近くの1つ星レストラン L'Axel
2018-01-01
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