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1900年パリ万博にあわせて開通したパリのメトロ。以後約30年で殆ど現在の骨格が出来上がりました。各駅は全て戦前に作られましたが、駅構内は改装を繰り返しています。一般的な駅の装飾は白いタイルに青い駅名。↓こんな感じ(これはショセ・ダンタン・ラファイエット駅ですが。。。)
改装後、駅の名前や土地にちなんだテーマのデザインを取り入れた駅があちこち出来上がりました。メトロ3番線のパルマンティエ駅もその一つです。
フランス料理でよく耳にするパルマンティエも、もとはといえば人の名前。18世紀のフランスの農学者パルマンティエは、戦争での捕虜体験からジャガイモに目を付け、飢饉に襲われた祖国のためにジャガイモの開発と一般への普及に尽力しました。そんなパルマンティエに敬意を表して、ジャガイモを用いた料理には「パルマンティエ」と付けられることがしばしば。
パルマンティエ駅にはジャガイモに関するパネルがあります。電車を待っている間に読んでいる乗客も。ちょっとした博物館のようですね。
そしてホームの中ほどには。。。
しっかりパルマンティエの彫像が立っています。農民にジャガイモを手渡す姿で。
(猫)
パリのメトロ パルマンティエ駅
2013-05-28
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