世界遺産ブールジュの聖エチエンヌ大聖堂 その②、クリプトと塔 みゅうパリ ブログ記事ページ

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    世界遺産ブールジュの聖エチエンヌ大聖堂 その②、クリプトと塔


    2016-09-12

  • 昨日紹介した 世界遺産ブールジュの聖エチエンヌ大聖堂は、既存のロマネスク教会にかぶさるように建築されました。この大聖堂の基礎に位置するロマネスク様式教会には、ガイド付きで見学することができます。

    カギのかかった扉をあけると、地下に続く廊下が。

    この先に行くと、主身廊の下に位置する部分にでます。その場所は大聖堂建築当時は、石工職人たちの仕事場として使われていたそうです。

    石工職人たちの仕事場も美しい装飾がされています。これも、パリの大聖堂に負けない美しい聖堂をつくろうとした職人たちのプライドでした。

    しかし、ここは、職人たちの仕事場。聖職者たちよりも、ちょっと下品なテーマもちらほらと見受けられます。例えば、ここには、こんな装飾が。

     お尻!性欲に負けないように、と読み取るべきか、それとも、ただただその形の美しさを堪能すべきか...

    今ではこの空間には、大聖堂に置かれていたジュベの残りが展示されています。ジュベとは、大聖堂の内部で、祭壇を囲んでいた塀のことです。かつては、祭壇の神聖な部分は、ジュベという塀に囲まれていて、その塀の中に入ることができるのは、聖職者だけだったのです。

    聖エチエンヌ大聖堂のジュベは、フランス革命の時代に破壊されてしまいましたが、その破片がここに展示されているのです。

     

    ジュベの端には、最後の審判が表現されており、地獄の状況が彫刻されていました。教会の教えを守らなければ、地獄に落ちるよ、ということです。地獄の入り口は、この化け物の口から入ります。そのあとは、このようにかまゆでの刑です。

     

    ホラー映画を見慣れている我々には、この光景はソフトに感じるかも知れませんが、絵の具そものが高級品で、イメージを見ること自体が非常に特殊なことだった12世紀の人々にとって、このような地獄絵図(当時は着色もされていました)は、心の底から恐怖を与えるものだったに違いありません。

    さて、次は、塔に登りましょう。こちらも有料ですが、約300段の階段を登り切れば、この大聖堂の上から素晴らしい景色を眺めることができます。

     

    かなり、大変ですが、登ってみる価値はあり!

    このような美しい光景がまっています。

    (渦)

    地下教会のガイディングツアーと塔の入場

    大人 7,5ユーロ

    塔だけの入場

    大人 5,5ユーロ

     

    ブールジュ大聖堂は、みゅうのツアーで行くことができます!

    パリ発
    エッフェル設計の運河橋と世界遺産ブールジュ1日観光 ~ロワール白ワインと昼食付~


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