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ブールジュの街の中心に堂々とそびえる巨大な建築物は、1992年以降ユネスコの世界遺産にも登録されているブールジュの聖エチエンヌ大聖堂です。過去のブールジュのブログはこちら。
12世紀後半に建てられた、ゴシック様式の傑作のひとつです。
後ろから見る姿は、パリのノートルダム大聖堂と瓜二つ!
その理由は、建築を決定した12世紀当時の大司教、アンリ・ド・スリーは、パリのノートルダム大聖堂に負けないような大聖堂を作ろうと考え、パリのノートルダムをモデルにしたからです。このアンリ・ド・スリーがブールジュの大司教をしていたとき、パリのノートルダムの司教が、オード・ド・スリー。なんと、アンリの実の弟でした。弟に負けるわけにはいかない!と思ったのかもしれません。
結果、ロワール川以南に作られた初めてのゴシック様式の大聖堂になりました。
このブールジュが選ばれたのは、そこが大司教座がおかれていたことと、当時のカペー王朝の領土の最南に当たり、アキテーヌ公爵領と隣り合わせだったため、王国の権威をみせつけるためにも壮大な大聖堂が必要だったのです。
巨大な建築物をつくために、街の城壁を基礎として利用したのも聖エチエンヌ大聖堂の特徴です。この大聖堂が建てられる前は、もともとロマネスク様式の小さな教会がありました。その教会の上にかぶさるように、大聖堂が建てられているのです。今現在でも、この地下の教会はガイド付きツアーで見学することができます。
内部に入ると、13世紀初頭に作られたステンドグラスから入ってくる光によって優しく包まれます。シャルトルのステンドグラスが、青色で有名であれば、ここブールジュは、赤色で有名。パリのノートルダムに比べて内部がより明るいのは、約30年あとに作られたブールジュの大聖堂では技術革新が進んだためです。それは内部の高さにも現れています。パリの大聖堂は、主身廊の高さは、33m。ブールジュは37m。4mも違います!
明日のブログは、地下の教会と塔を紹介します。
(渦)
ブールジュはみゅうのツアーで行くことができます!
パリ発
エッフェル設計の運河橋と世界遺産ブールジュ1日観光 ~ロワール白ワインと昼食付~
世界遺産ブールジュの聖エチエンヌ大聖堂
2016-09-11
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