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    トロカデロ庭園清掃プロジェクトと「がんばろうパリ!」プロジェクト


    2016-03-14

  • 3月13日、日曜日の早朝パリの観光業にかかわる人々約150人が集まりパリのトロカデロ庭園の清掃活動を行いました。

     

     

    これは、「復興を遂げているパリの安全な姿を日本人観光客に訴えかける機会」として、在仏日系旅行会社9社で構成されている任意団体「パリ観光会」が企画したプロジェクトです。

     

    フランス系メディアも注目し、ル・フィガロFRANCE3や、ル・パリジャンでは記事(フランス語)で紹介されました。

     

    今回は、生垣の中や、なかなか拾いきれない吸い殻など、日本人のきめ細やかなサービスが光る清掃活動となりました。 パリ市によっていつも非常にきれいに清掃されているパリの街ですが、よりきれいになりました。天気も良く、日曜日の早朝にエッフェル塔をバックに、美しいパリの街がさらに美しくなるのに貢献できるのは、うれしい限りです。

    今回のメインイベントとして、桜の木の植樹がトロカデロ庭園で行われました。「少し大げさかもしれないですが、桜の木は平和の象徴として、このトロカデロ庭園で美しいパリとともに大きくなってほしい」とパリ観光会代表の大槻氏はスピーチ。

    実際に植樹に当たったのは、清掃活動に参加した子供たちです。

     

    まだ、本当に小さい桜の木。それを植樹する子供たち。より美しく、より魅力あるパリを見ながら大きくなってほしいですね。

     

    そんな、パリの頑張りを応援してくれている、一人の日本人画家がいます。

    長友 心平(ながとも しんぺい)さんです。

    彼は、関東を中心に、似顔絵イベントや絵画教室を開催している画家ですが、チャリティー活動として東日本大震災の被災地を訪れ、現地の方たちや、ペットの似顔絵を描き、アートを通じて復興のお手伝いをしています。どうしても、「高尚なもの」というイメージがある芸術ですが、人と人がつながりあうための最もシンプルな方法が、絵画だったり、音楽だったりします。そのような、アートの力の伝道師が、長友さんです。

    彼は、今回のパリで起きた悲惨な事件、それによって引き起こされた苦しい状況にいる人たちに対して、こんなプロジェクトを起こしました。

     

    「がんばろうパリ Bon courage Paris」

    このプロジェクトは、「愛するパリの方々のために、パリを応援するポストカードをお渡しするプロジェクト」です。

    彼がデザインしたポストカードには、被災地で暮らす人々、パリに友人がいる人々などからのメッセージが手書きで書いてあります。

     

    「パリ、大好きです。テロに負けないで!」

    「Don’t give up ! Never give up! いつかフランスへ行きたい。」

    「がんばっぺし」(岩手の方言で、がんばれの意)

     

    (被災して)私たちも苦しい。あなたたちも、苦しい状況が続くかもしれない。しかし、一緒にがんばって、この状況を一緒に乗り越えていこう。

     

    その熱い思いが伝わってきます。

     

    先日日本に帰国した際に、長友さんからこのメッセージが入ったポストカードを預かり、そして、トロカデロ庭園清掃プロジェクトに参加した、何人かの方々へポストカードを配らせていただきました。

     

    メッセージを書かれた皆様、そのメッセージ、パリの人々に伝わりました。ありがとうございます。

     

    そして、メッセージを受け取られた皆様、ぜひ「がんばろうパリ Bon courage Paris」のページをのぞいてみてください。

     

    パリ、がんばっぺし!

    (渦)

     


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