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パリの中心、パリ市庁舎から徒歩約5分。国立近代美術館のポンピドゥー・センターのガイド付きツアーに参加してきました。
元大統領のジョルジュ・ポンピドゥーによって構想されたもので、現代美術のほかに、公共図書館、レストランなども入っています。
設計したのは、レンゾ・ピアノ。関西国際空港旅客第一ターミナルビルを設計したことでも有名です。
本来であれば隠すべき建物の構造がむき出しになっているのがポンピドゥー・センターの特徴です。構造があえて色別になっていて、それぞれの機能が分かるようになっています。
白:構造に関すること
黄:電気
緑:水
青:空調
赤:人の流れ
内部の添乗なども、色がつけられて、どこに水道管、電気の配線があるのかなどが分かります。
ポンピドゥー・センターの特徴、外に飛びだしている煙突は、地下の空調を外に吐き出しているものです。本来であれば、青で表現すべきですが、他の環境とあわせるためにあえて白にしているそうです。
ポンピドゥー・センターからは、パリのパノラマを望むことができます。残念ながら、ここにくるだけでも有料。パノラマだけでも、入場料に3EURかかります。それでも、ポンピドゥー・センターはパリのど真ん中なので、さまざまな有名な建物を見ることができます。
ノートルダム大聖堂、パリ市庁舎、エッフェル塔、モンパルナスタワーなどなど。
長蛇の列に並ぶことなく、パリが一望できるポイントです。
パリを一望した後は、ポンピドゥー・センターが誇る現代美術の作品群へ。
フォビズムを代表するマティス。
キュビズムを代表するピカソ。
シュールレアリスムを代表するダリ。
美術史の歴史を理解していないと、理解しにくい作品が続きます。ガイドの説明があると、作品を一層興味深く鑑賞することができます。
中には、こんな作品も。一体なぜこれが作品なのか?
これは、MAURIZIO CATTELANの "Lullaby" 1994と言う作品。
ミラノの現代美術館がマフィアに爆破され、5人の死者がでました。
その美術館の残骸が袋の中に入っています。そう考えると、意味深い作品です。
ガイドをつけると、美術鑑賞の楽しさが一層膨らみますね。
(渦)
ポンピドゥー・センター
最寄駅:メトロ1号線・4号線・11号線 «Rambuteau»,«Hôtel de Ville»,«Châtelet»
RER A・C «Châtelet -Les Halles»
火曜日閉館
美術館:14EUR
パノラマ:3EUR
ポンピドゥー・センターのガイド付きツアーに参加してきました
2016-01-24
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