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10月1日から11月20日、12月1日から1月18日まで、グランパレナショナルギャラリーで行われている北斎HOKUSAI展に行ってきました。
葛飾北斎の全生涯にわたる700点以上の作品が展示されているという、非常に大規模なこの北斎HOKUSAI展。週末ともなると外には大行列ができています。中でも作品がゆっくり見られないほどの大混雑ぶりでした。フランス人の日本文化への興味の高さが伺えます。
キュレーターは島根県にある葛飾北斎美術館館長の永田生慈さんが務めています。
葛飾北斎は、世界で最も有名な日本人画家といわれ、欧州の芸術界に、特にフランスではモネやマネといった印象派画家に大きな影響を与えたといわれています。
今回のHOKUSAI展では、「富嶽三十六景」シリーズを始め、肉筆、下絵、版画など、葛飾北斎生涯の作品が年代順に鑑賞できる構成となっており、日本未公開の作品も展示されていました。
展示物の解説は、フランス語、英語、そして日本語の3か国語で表示されています。浮世絵独特の単語は日本語がそのままローマ字で表示されていました。日本を誇る、世界に認められた伝統芸術ですね。
葛飾北斎の作品といえば、富嶽三十六景をはじめとする、あの波の風景画が有名ですが、展示作品は、人物画や、江戸の大衆を描いた庶民的なものまでさまざま。紙だけでなく、掛け軸や扇子に描いた作品もありました。
多くのフランス人たちが熱心に作品を眺めている姿に、日本人として日本文化を改めて誇りに思いました。
葛飾北斎の生涯をより深く知る、非常におもしろい展覧会です。
北斎HOKUSAI展
01 Octobre 2014 - 18 Janvier 2015
Grand Palais, Galeries nationales
3 avenue du Général Eisenhower
75008 Paris(秋)
HOKUSAI展に行ってきました
2014-11-11
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