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パリには多くの素晴らしい美術館があるため、残念ながら埋もれてしまっている美術館、博物館があります。
その中でも、以前から気になっていた自然史博物館のGrande Galerie de l'évolutionへ行ってきました。
個人的な見解ですが、博物館は歴史があって古いものを保管しているところで、美術館はいわゆる芸術性の高いもの、アートを保管しているところ、というイメージだったのですが、博物館も立派なアートだったのです。何て浅はかだったんだろうと思わざるを得ないほど素晴らしく、十分すぎるほど充実した内容でした。
自然史博物館へは、メトロのGare d’Austerlitzでおりて植物園の中をのんびり散歩しながら向かいました。ここは1635年に「王立薬用植物園」としてフランス国王ルイ13世によって創設され、基礎及び応用双方の研究と、知識を一般に広めることとに力を注いでいるそうです。
園内には自然史博物館だけでなく、植物園や温室、動物園のほかフランス自然科学の知の宝庫ともいえるミュゼがあります。なかには迷路も!快晴だったということもあり、カップルや家族連れで賑わう雰囲気の良いところでしたよ!
今回は『NUIT』(夜)という期間限定のエキスポジションも開催されていたので、そちらも覗くことに。通常の入場料に加えて2ユーロを支払ったのですが、2ユーロでこんなに楽しめるのか!と驚きました。
地球の誕生から夜行性の動物の紹介まで、幅広く展示されていました。動物の目やにおいなど、体感型のブースもあちこちにあるので、子供も飽きることなく楽しめるスペースになっていました。
さて、メインのGrande Galerie de l'évolutionですが、入るや否や鯨の骨の迫力に圧倒されました。中にはレプリカもあるのですが、ほとんどが本物の骨や角、剥製で構成されています。
地上階は深海生物、2階は動物の大行列、3階と4階は小形動物や絶滅危惧動物、絶滅動物などを展示しています。剥製のクオリティーが非常に高く、まじまじとその距離10cmほどで眺めることができます。(触った係員に叱られますのでご注意くださいね)
重厚感あふれる建物など、展示物以外にも楽しめるポイントがたくさんありました!
特に照明と音!天井の照明と側面の照明が刻々と変わりゆき、それに合わせて音が加わってドラマが繰り広げられます。どんなドラマなのかは、直接行って観て聴いてみてくださいね!
この日は電子辞書を持って行き忘れてしまい、ブースに設置してある説明を詳しく読むことができなかったので、またリベンジしたいと思います。
中にはカフェスペースもあるので、1日中楽しめますよ。
園内のマネージュ(メリーゴーランド)は動物でした~♪
(SI)
Muséum National d'Histoire Naturelle de Paris
57 Rue Cuvier, 75005 Paris
01 40 79 30 00
Metro : Gare d’Austerlitz(植物園を抜けて向かうのがおすすめ)
*『NUIT』は2014年11月3日まで
まるで生きているよう!『パリ自然史博物館~Grande Galerie de l'évolution~』
2014-10-02
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