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    本場フランスでぶどう摘み体験


    2014-08-26

  • まもなくぶどう摘みの時期がやってきます。ぶどう栽培農家にとって、毎年9月、10月は1年で最大のイベント、大切に育てたぶどうを収穫するVendangeという作業を行います。

     

    ぶどう摘みの時期は毎年天候によって様々。今年2014年、フランスは6月7月ととても暑い日が続いたため、今年のぶどう摘みは9月初旬かな?と思われていましたが、8月に入ってぐっと涼しくなり寒い日が続きました。そのため、少し後ろに流れ、今年は9月中旬~下旬にぶどう摘みを行う農家が多いようです。

     

    文明が進み、現代では機械でぶどう摘みを済ませてしまう農家もたくさんあります。でもその分、ぶどうが傷んでしまっておいしいワインを造れなくなってしまうことも。おいしいワインになればなるほど、人員を雇って手摘みをするところがほとんどです。

     

    ぶどう農家は、このぶどう摘み作業のために、期間限定でたくさんの人を雇います。その多くは外国人労働者だったり、夏休み中の学生だったり。以前、ぶどう摘み中の学生さんに「時給ってどのくらいなの?」と聞いたことがありました。詳しい値段は覚えていないのですが、確か「〇〇メートルで〇〇サンチーム」という答えだったと思います。重労働の仕事ですが、実績ベースなんですね。

     

    観光客向けにぶどう摘み体験というのも、多くのぶどう栽培業者で開催されています。はさみとバケツを渡され、ヨーイスタート!ぶどうの木1つに対して、何十房もぶどうの実がなっています。切ってはバケツに入れ、切ってはバケツにいれ、ちょっとずつ進んでいきます。一面に広がるぶどう畑の中で、果てしない作業です。あまりに痛んでいるぶどうは捨てて、またバケツには枯葉も入らないように注意します。上になる日本のぶどうの木と異なり、フランスのぶどうは下にありますので常に中腰。重労働です。また、バケツもいっぱいになってくると、これがまた本当に重たいんです。バケツがいっぱいになると、大きなトラックにそれを積み替え、また作業に戻ります。汗だくだくです。

     

    ぶどう摘み体験者は楽チンなもので、1時間程度で切り上げます。これを毎日朝から晩まで、それを何日も繰り返すなんて、本当に恐れ入りますね。

    トラックいっぱいに積まれたぶどうは、工場に運ばれます。工場でもまた、人の目によって、ぶどうの選別を行います。痛んでいるぶどうや枯葉や木の枝を取り除きます。ぶどうの品種によって区別する必要がありますので、このぶどうはいつ摘まれたなんの品種なのか、紙を貼って区別していました。

     

    通常、今年摘んだぶどうはワインとなり何年後かに世に出てきます。その年に摘んだぶどうで造ったワインを飲むのは、あのボージョレ・ヌーボーくらいではないでしょうか?

    自分がぶどう摘み体験をした農家と年を覚えておき、何年後かにそのワインが販売されたら、ぜひ手にとって味を確かめてみたいものですね☆☆

     

    ワインにはちょっと早いですが、収穫したぶどうのタルトで一足早くその年のぶどうのできを確かめてもいいですね♪

     

    本場フランスでぶどう摘み体験。旅の思い出にいかがですか?

    【9月21日限定】収穫の秋 白ワインのシャブリでぶどう摘み体験

     

     

    (秋)

     


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