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パリのオペラ・ガルニエのモデルになったことでも有名な、ボルドー大劇場。18世紀に創られたこの建築物は、今でももちろんコンサートやオペラ、バレエなどを公演しています。
観光案内所主催のツアーを利用すれば、演目の無いときにはチケットを購入しなくても内部を見学できるようです。
穴場は、平日のお昼に行われているミニ・コンサート。月に一度、12時半からの45分間、若手音楽家などが演奏するようです。チケットが比較的手に入りやすいので、弾丸旅行でも心強いですね!
さて、今回はそんなボルドー大劇場で今行われているエキシビションについてご紹介☆
ローマでアートを学んだGiulio Achilli氏による『Au-delà du miroir』(8月31日迄)は、ミラーとライトをふんだんに使用し、創り上げられた幻想的な空間です。
早速入り口に行くと、そこにはひたすら詰まれた本が!
↑入り口の正面はこちら↑
ロマンチックな階段の両脇には、子供のおもちゃ?と思わせるようなカラフルなオブジェ。
階段を登り終わって見えてきたもの。。。それは、うさぎ!!
そう。ここからがまさに、今回のエキスポジションの始まりなのです♪
中をくぐると、壁一面が真っ赤!!!ビニール素材で埋め尽くされてて、なんだか妖艶な雰囲気。
そこに飾られているのは、このオペラ座で使用された衣装達。
ブルーライトに照らされた部屋の右側にも(写真上)左側にも(写真下)、トルソーが一列に並んでいます。
次の部屋は、一つ一つのトルソーが壁に吊るされているというもの。まるで標本みたいに美しくて、思わず歓声を上げてしまいました!
衣装にかけられたトランプ柄のパネルがとってもキュート♪
こちらの紫と黄色のチュチュも、可愛い!
本、うさぎ、トランプ。。。お分かりでしょうか?実はこのエキスポジションの隠れたテーマ・・・それは、『不思議の国のアリス』なのです!
次の部屋に移ると、豪快にもアリスが穴に落ちていました(笑)。
こんなところには、固定された椅子とその前に広がる透明のボードが。
看板を見てみると、『この場所に座ってその透明のボードを見てみよう!絵と本物の建築物が重なって見えるよ!』なるほど、こういう仕組みなのか。
遊び心があるな~と感心したので、早速座ってみました。
ふむふむ、確かに。。。
このエキスポジションの最後にある見所は、なんといってもオペラ座のホール!
この日は赤、紫、青、緑、黄色と何色にもライトが変わって、とても幻想的な雰囲気を醸し出しています。
一面、まみどり!!すごいインパクトです。。。
荘厳で煌びやかながら、カラフルでキッチュ。豪華絢爛な広間に埋められた人形の頭や、突如として無造作に置かれた像が、なんともシュール。
おとぎ話に歴史を重ね合わせ、おもちゃ箱にいるような子供っぽさに妖艶な雰囲気が加わった世界。
子供だけのためでもなく、大人だけのためでもない。
まさに未知の世界、『ワンダーランド』。このコントラストとパラドックスが、絶妙です!
7月7日から8月31日までの公開となっているので、この期間にボルドーを滞在する方は是非オススメです!
観覧可能:月曜~土曜
料金:大人5€、10人以上の団体及び26歳以下3€、12歳以下無料。
(NY)
豪華でキュート☆ボルドー劇場で注目のエキスポ!
2014-08-23
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