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パリで友達と待ち合わせる場合、わかりやすい場所がいいですね。でも、決して凱旋門の前で、なんていわないように。というのも、パリに凱旋門は複数あるからです。
一番有名なものは、エトワール凱旋門です。ナポレオンが建設を命じたものです。
しかし、そのエトワール凱旋門の前に、ナポレオンはもう一つ凱旋門を作っています。それが、ルーブル宮殿とかつてあったチュイルリー宮殿(パリコミューンで焼けてしまった)を結ぶ位置に建設されたカルーセルの凱旋門です。
フランス革命の100年記念は、エッフェル塔が建てられましたが、じゃあ、200周年記念には、何が建てられたでしょうか。デファンス地区に新凱旋門が建てられましたね。
これだけで、もう3つです。
パリの10区を歩いていると、サンドニ通りとグランブルバード通りが交差する場所に突如現れる凱旋門があります。それが、サンドニ門です。
サンドニ凱旋門は、1672年に、建築家フランソワ・ブロンデルによって、ルイ14世のオランダ侵略戦争のフランス軍の快進撃をたたえる為に建てられました。
門の南側には、ライン川を越えてオランダに攻め入る、フランス軍が彫刻されています。
川の手前で、軍を指揮しているのが、ルイ14世です。
門の上部は、偉大なルイとラテン語で表記が入っています。
両端には、フランスの王を象徴する王冠と、紋章のユリの花があります。
この凱旋門は、1862年に歴史的建造物に指定されました。
歴史が残るパリを散策するのは楽しいですね。
(渦)
パリの凱旋門 サンドニ門
2014-08-13
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