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ここ最近、パリのカフェ事情が変わりつつあるなと感じています。
街を歩けばカフェだらけだったのに、最近はホットドッグ屋さん(これは前からあるかも知れませんが)やハンバーガー屋さん、ベーグル屋さん、カップケーキ屋さんなどをよく目にするようになり、ずいぶん英語の看板や英語を話す人が増えたように思います。
フランス人は英語を話さないし、わかっていてもフランス語でしか使わない!!ここは「フランス」なんだから!という風潮だったのが、特に若い世代の人々を筆頭に、バンバン英語で対応する人が増えているように感じています。
(もちろん、きちんとしたホテルや施設に行くと英語でも話せますが。)
さて、そんな煽りを受けてか、パリ=カフェという文化にも、変化が起こり始めています。
フランスのカフェといえばエスプレッソ、小さなカップで喉が焼けそうなくらい濃いのをキュッと飲む、というイメージでしたが、最近はアメリカンスタイルといいますか、コーヒーのスタイルとバリエーションが増えました。
コーヒーを水のように飲む私としては嬉しい傾向です。
フランス人が出勤前にカフェのカウンターでキュッとやっているのは、コーヒーの香りを楽しむのではなく、二日酔いを治す「酔い覚まし」の薬代わりなんじゃ!?と密かに思っているほど。
食事に関しては、「量より質」派の私ですが、コーヒーだけはうすーくても良いのでたくさんある方が嬉しいのです。
そこで、今回はおひとり様でもゆっくりできて多くの日本人が好きであろう、コーヒー専門のカフェをご紹介します!
こちらのカフェは、元々業者向けに焙煎豆を卸していた工場をお店として改装してできました。店内はシックなロフト風のインテリアでまとまっています。
通りに面する方はガラスを最大限に利用しているので、店内は明るい印象です。
この季節だと、テラスも気持ち良いですね!
おひとり様のスペースがあるので、ゆっくりくつろぐ人や、パソコンを使って何か作業している人が多くいらっしゃいました。
実は、このカフェの店員さんも英語を話していました。完全にネイティブの方の発音とイントネーションなので、フランス語で話しかけても英語で対応する、というシステムなのかしら、と想像を膨らましながら注文してしまいました。
注文したコーヒー(名前も値段もすっかり忘れてしまいました…。)は、豆の香りが高く、フレーバーとも調和されて、とっても美味しかったです。今回はパンオショコラも合わせて注文してみました。
カウンター横には、コーヒーグッズが置いてある棚がありました。
コーヒードリッパーやポットなどが並んでいて、「かわいいなー」「ほしいなー」なんて思いながら見ていたら、なんと日本製のものばかりでした(笑)。良くあるオチですね。
今回は友人と一緒に訪れたので、次はパソコンを持ち込んでひとりでゆっくりしたいな、と思っています!
ここでは不定期ですがワークショップも開催されているそうです。
パリの濃いエスプレッソに飽きちゃった方、一度試してみてくださいね。
(SI)
le café Lomi
3 ter Rue Marcadet, 75018 Paris
09 80 39 56 24
Ouvert TOUS LES JOURS de 10h à 19h.
最近のパリのカフェ事情 ~CAFE LOMI~
2014-08-09
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