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パリは毎日いいお天気が続いています。現在パリでは1日1時間、自宅から1km圏内、10時前と19時以降のみ外出が認められています。こんないい季節に日中出かけられないのはとても残念ですが、いまはひとりひとりが協力しないとですね。
2019年4月15日に火事に見舞われたパリのノートルダム大聖堂。新型コロナウィルスの影響で3月中旬より修復作業が中断していましたが、先日40日ぶりに工事が再開されたと報道されました。 フランスのマクロン大統領は火災発生から5年となる2024年までの再建を改めて強調しましたが、実作業は難航している模様ですね。
現在大気汚染が改善されていると世界各地で報道されていますが、パリももちろんその一つ。セーヌ川も前に比べて水がきれいになっている気がします!普段は見かけない小鳥や鴨たちが楽しそうに水浴びしています。流れてくるごみの量が絶対的に少ない!
普段は各船会社が運営するクルーズ船がセーヌ川上で渋滞していますが、現在船はほとんど見られず、たまに貨物船と警察のコントロールボートが通るくらい。静かなセーヌ川。目下セーヌ河岸はアクセス禁止になっているのですが、たまに柵を乗り越えてジョギング・散歩している人がいるんですよね~。警察のコントロールボートは、セーヌ川上からそんな人たちを取り締まってます。
セーヌ川に沈んでいる自転車発見!すごい、こんなに水がきれいなセーヌは初めてかも!?
4月28日、首相が国民議会において5月11日以降の制限解除に関して演説を行いました。5月11日以降、徐々に規制が緩和されていきますが、カフェ、レストラン、大きな美術館、劇場、ショッピングモールなどは引き続き閉鎖となります。
現在閉鎖中のルーブル美術館。敷地内も一切入ることができません。
老舗百貨店ボンマルシェで消毒作業していました。
4月28日に発表された内容の概略が在仏日本国大使館からメールで届きましたので抜粋してお伝えします。 ===========================(学校)
●5月11日以降,保育園,幼稚園,小学校は再開可能とするが,登校は自由とする。マスクやジェル等を供給するが,子供のマスク着用は義務づけない。
●5月18日以降,中学校を再開可能とする。マスクを市町村から供給するので,先生も生徒もマスク着用を義務とする。
●幼小中学校は,15人以下のクラスとする。保育園は10人以下とし,医療従事者の子供が優先される。
●高校は当分閉校。5月末に,6月2日から再開できるか検討する。
(企業に対し(テレワーク))
●6月2日まで,テレワークは継続して欲しい。不可能な場合は,ローテーションを組む等して欲しい。
●業種毎に,コロナ対応マニュアルを作成している。現在33のマニュアルがあり,今後60まで拡大するので参照して欲しい。人と人との距離がとれない場合はマスクを義務付けて欲しい。
●部分的失業制度については,6月1日まで延長していく方針。
(商業施設)
●カフェ,レストラン,バー,ディスコ,大型ショッピングモール(4000平方メートル以上)以外の商業施設は5月11日以降再開可能。カフェ等は,6月2日以降の再開を今後検討していく。
●市場も5月11日以降再開できるが,地方自治体の判断で閉めることも出来る。
●商業施設では,1mの距離や人数制限,マスク推奨等につき,配慮する必要がある。
(移動外出・公共交通機関)
●5月11日以降,100km以下の移動は解禁。10km以上や県をまたぐ移動は現状どおり特別な場合(家族の理由等)に限られ,証明書が必要。
●RATPは70%程度に回復。市内交通は元に戻していく。席数は半減。
●タクシーも含め公共交通機関を利用する際は,マスクは義務。
●TGV, intercite等の長距離移動は増やさない。チケットは要予約。
(文化・スポーツ等)
●安全が確認されれば公園等も解放されるが,10人以上の集団利用は不可。
●コンタクトスポーツ・集団スポーツも不可。ビーチは6月1日まで閉鎖。
●図書館や,地方の小規模な美術館は5月11日以降再開。
●大型美術館,博物館,映画館,コンサートホール,パーティールームは引き続き閉鎖。
●大型フェスティバル・スポーツイベント等は,9月まで不可。サッカー2019-2020シーズンも再開せず。
●宗教施設は5月11日以降再開されるが,宗教行事は6月2日まで禁止。お墓参りも,5月11日以降可能。
●市役所の結婚式は5月11日以降も再開されない。(城)
外出禁止のパリの様子4月29日
2020-04-29
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