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毎月第一日曜日は、パリはもちろんのこと、フランス国内にあるいくつかの国立の美術館や公共施設が無料で解放されていることで有名ですが、実は毎月第一日曜日以外にも曜日や時間を限定して無料で開放しているところがあるのです。
今回は、マレ地区にあるヨーロッパ写真美術館へ行ってきました!
ここは水曜日の17時から20時の間が無料で開放されています。やはり、無料の日なのでお客さんは多めです。
ヨーロッパ写真美術館はその名の通り、写真・映像資料専門の美術館で、常時数人の写真家の作品が展示されています。
このブースでは昔のフランスの様子のムービーが流れていました。
この日はエレベーターが故障していたらしく、上品な老夫婦(らしきカップル)がベンチで休んでいて、奥さん(らしき女性)が「今日楽しみにしていたのにエレベーターが故障しているなんて残念だわ」と言ったのに対し、ご主人(らしき男性)が「また来ればいいじゃないか、その方がのんびり落ち着いて見れるよ」と、微笑ましくて羨ましい会話をしていました。
今回は、日本人の写真家であるTahara Keiichi(田原桂一)さんの作品も展示されていました。
光をテーマに活動する彼の「窓」シリーズは、モノトーンだからか、かなり厚みのある重たい写真に見えました。(私個人の感想です)詳しくは実物を見に行ってみてくださいね。
下の階には初公開のポラロイドのカラー写真も展示されています。
館内にはカフェや本屋、図書室も設けられており、インターネット上でも蔵書検索などができるようになっています。
また、写真の展示だけでなく、展示されている写真家にちなんだショートフィルムも上映されています。
ぜひプログラムをチェックして行ってみてくださいね。
(SI)
MAISON EUROPÉENNE DE LA PHOTOGRAPHIE
5/7 RUE DE FOURCY - 75 004 PARIS - FRANCE
Metro : Saint-Paul
水曜日の夜はお出かけしよう ~ヨーロッパ写真美術館~
2014-10-11
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