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    イギリスでの四季


    2015-06-13

  • イギリスにはもちろん四季はあります。12ヶ月を表すと「春夏秋冬冬冬冬冬冬冬冬冬」と言う感じでしょうか?もう少し詳しく言うと春と秋は1ヶ月も無く夏らしい日が1ヶ月以上続きます。と、申しますより日本のように「通常だと」と言うものがないのでワインと同じで当たり年と、そうでない年があります。

     

    ともかく冬が長いため、誰もが待ち遠しい春です。日照時間はどんどん長くなり、私の家の前の桜は毎年2月下旬には開花します。イギリスの桜は最高気温が10度を超えると春と思い、開花するように思います。日本で言う春の日差しと言うものは今年で言うと5月に入って感じられるようになった気がします。そうしていると急に道で見る人の数が増えたことに気が付きます。ぶらぶらする人が増え、パブ、カフェなどで外で座る人が急に増えます。すべては気温によります。桜の木と同じですよね。

     

    当たり年だと暑い日が続きます。と、申しましても20度後半ですが、エアコンなしが普通のお国柄ですのでスーパーマーケット以外ははっきり言って不快です。もちろんそれなりのホテル、レストランへ行くとエアコンはありますが、それでもちょっと休憩のパブやカフェでもほとんどがまだまだありません。それでも夏の楽しみは日光浴。緑と空間があるところは市民の憩いの間となり、裸足は当たり前、稀に水着で日光浴をしている人も見かけます。夏至あたりではロンドン市内でも夜10時でも薄暗く、エジンバラなら11時でも真っ暗にはなりません。なのでピクニック、バーベキュー、野外劇場のミュージカルなど選択肢はいくらでもあります。

     

    気温は運がよければ9月でも温かい日がある年もあります。それでも容赦なく日照時間は毎日短くなり、10月下旬に夏時間が終わってしまうとますます日が短くなります。吹く風がどんどん冷たくなり、灰色の空の再開です。もちろん青空の方が清清しいですが、イギリスには灰色の空の方が似合う気がします。それでも秋の始まりは日本の「食欲の秋」とかではなく、長い冬がそこまで来ている証なので気分は沈むばかりです。

     

    イギリスの冬は長いです。長くてもいいのですが、日照時間が短いのです。それに曇りの日が多いので太陽をめったに見られません。朝7に起きても真っ暗、8時ごろには薄明るくなりますが、夕方4時ごろには真っ暗です。朝起きて真っ暗、会社を出ても真っ暗なので正直気が重くなります。雪もめったに降らない為北欧のような雪の暖かさや、明るさもないため、曇りの灰色の空と、真っ暗の闇ばかりです。そう聞きますと、何も楽しみが無いようですが、クリスマスや年越しの大きなイベントがあり、イギリスには国民に愛されているパブがあります。買い物するにもロンドンはショッピング天国!気が滅入りそうになれば格安航空件で土日だけでもスペインなど太陽の国に2時間ほど一っ跳びで、心もお腹も満たされて充電をします。

     

    世界中から人が集まり、住んでいるロンドン。季節に左右されず美術館、マーケット、買い物に、食事は熱気満々です!いつ来られても、どんな人でも楽しめるロンドン!ぜひお越しください!

     

    (Mulberry)


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