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グリム童話『運のいいハンス』、日本の『わらしべ長者』の逆バージョンで、価値のあるものから次第に無いものへと交換していくお話です。
むかしむかし、ハンスという若者がおりました。7年間奉公した、給金の代わりにもらった大きな金のかたまりを、よっこいせ、どっこいせ・・・。
重くなったところへ馬に乗った騎士に出会い、「やあ、馬に乗れたらいいだろうなぁ!金は重いし、肩に食い込むし・・・。馬だったら、腰かけてりゃ、どんどん進んで行っちまうんだもんな!」
そして馬と交換。しかし、やがて馬に投げ出され、百姓の雌牛と交換。乳を搾ろうとしても出ず、逆にけ飛ばされたので、肉屋の子豚と交換。そこへ、よく肥えたガチョウを抱えた男に、村長の豚の子が盗まれて、捜索中だから危いといわれ、ガチョウと交換・・・。
はさみ研ぎに出会い、手仕事は金もうけになると聞いて、砥石とただの”道端の石“とに交換。
よっこらしょ。朝から歩き通しでちょっとくたびれたなぁ。それにしても、ふたつの石は重たいこと!こんなの、持って歩かなくてすめばいいのに・・・。 そうだ、泉のそばにでたことだし、いっちょここらでひとやすみだ!
二つの石を脇に置いて、ハンスが泉でのどをうるおそうとすると・・・。ぽっちゃん。ぶくぶくぶく・・・。かがんだひょうしに、ハンスの石はふたつとも水の中へ・・・。「神様、ありがとうございます。神様のおかげで、今度もじゃまものがなくなりました。」
「おいらみたいに運のいい人間は、この世の中にまたとないぞ!」
最後は、無一文になってしまったハンスは、それでも、まだ純粋な幸運を感じています。
ドイツで人気のグルメバーガーレストラン “HANS IM GLÜCK“ は、あっちもこっちも、手に入れたいものが多すぎて・・・!と言うあなた。あなたも純粋な幸せを求めて、ドイツ旅行中に、一度立ち寄ってみませんか?
今回は、マインツのグーテンベルグ広場(Gutenbergplatz)のレストランをご紹介しますが、ベルリン、ケルン、デュッセルドルフ、ミュンヘン、ハイデルベルグ、ドレスデン、ライプチッヒ、シュトュットガルト、カールスルーエなどにもチェーン展開しています。ドイツ旅行中、一度は食していただけるのでは?
右が“HANS IM GLÜCK“で、左はXXXXXX・・・。すごいコントラスト・・・。
店内は童話の世界をイメージし、森の中に居るかのよう。
今回は、お昼時、ランチセットメニューを注文。“アボカドバーガー“に、サツマイモのフライドポテトとお好きなドリンクで、13,50€。
もちろん普通のフライドポテトやサラダのチョイスもあり。パンも2種類から選べ、ハンバーガーの種類は14種類、もちろん、ベジタリアン、ベガンバーガーもあり。17時以降の夜のセットメニューは、お値段は上がり、ドリンクがカクテルに変わります。
かじった後の画像、あまり見れたものではありませんが、ジューシーだという事を伝えたくて・・。
これは、“HANS IM GLÜCK“ 特製ソース、グリル、ケチャップ、オレンジスウィートテイストとマヨネーズ。どれもおいしかったですが、特に、お勧めは、オレンジスウィートですかね。
グリム童話とグルメバーガーのコラボレーション “HANS IM GLÜCK“
2016-10-25
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