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    バーデンワインの産地、秋の散策


    2016-10-26

  • ドイツには有名なワインの産地が幾つかありますが、その中で一番南に位置する産地がバーデンです。

    その範囲は、南はボーデン湖から北はタウバーフランケンまでライン川に沿って縦長に約400kmに及びます。ワイン畑の面積は15500ヘクタール、平均的な収穫量は110万ヘクトリットルとドイツでは3番目に大きなワイン産地です。

    バーデン=バーデンとゲンゲンバッハの間に位置する地域はオルテナウ(Ortenau)と呼ばれており、その中の一つドゥアバッハ(Durbach)のワイン畑を散策してきました。

    ドゥアバッハには、12のワイナリーがあり(11つが個人経営)、ここで作られるワインはドイツだけでなくヨーロッパでも多くの賞を受賞しています。

    山の斜面は辺り一面のワイン畑。その丘の上、383mの場所にシュタウフェンベルグ城(Schloß Staufenberg)が建っています。11世紀に建てられたお城は1832年からバーデン辺境伯の所有となり今日ではバーデン伯爵の個人ワイナリーともなっています。

    ここで有名なのは、1782年バーデン辺境伯のカール=フリードリヒが初めてKlingenberg(斜面の名前)にリースリング種を植えたことです。 それ以来、リースリング種をこの辺りではクリンゲンベルガー(Kringenberger)と呼んでいます。

    ブドウ畑の間を縫うようにして続く小道をのんびり散歩しながら見渡す限り広がるワイン畑の素晴らしい景色を堪能することができます。

    お城には見晴らしの良いテラスがあり、セルフサービスでワインと軽食を楽しめます。またワイナリーでは気に入ったワインを買うこともできます。

    ここからの展望は、黒い森から遠くはアルザス地方、ストラスブール方面まで見渡せて一見の価値ありです! 

    Schloss Staufenberg

    77770 Durbach/Baden

    4-10月 11時〜夕暮れまで(21時キッチン終了)毎日オープン

    11月-3月 11時〜18時まで月火以外オープン

    http://www.schloss-staufenberg.de/de/


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