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初めてドイツをお訪ねになる方が、見てみたいと思われるのがこの白鳥城ことノイシュバンシュタイン城ではないでしょうか。
このお城はドイツ南部、バイエルン地方の小さな村・ホーエンスバンガウの山の上にひっそりと建っております。
ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルとなったとも言われております。このお城は、バイエルン州の当時の王様「ルードビッヒ2世」によって建てられました。彼は18歳で国王となりました。
1869年に建設が開始され、その17年後には何とか住めるようになり、以降ルードビッヒ2世は首都であるミュンヘンに帰らずにこのお城にこもるようになりました。芸術を愛し、中世の騎士道説に憧れを抱いていた彼は、政治から逃避して想像の世界に没頭していきます。
そう彼は、精神的に病みはじめていたのです。
医師によて狂人と判断された彼は、隔離されその翌日に医師とともに近くのシュタインベルグ湖で水死体となって発見されました。40年という短い生涯でした。
ルードビッヒ2世がこのお城に暮らしたのは、隔離されるまでのたった110日間だったとのことです。
お城の内部は、彼が大好きであったワーグナーオペラの場面を模した壁画やら、白鳥のモチーフやらでいっぱい。水道、セントラルヒーティング、食事を運ぶためのエレベーターなど、当時の時代では考えられない近代的な設備をご覧ください。
Schloss Neuschwanstein
4月から9月 9:00-18:00
10月から3月 10:00-16:00
入場の1時間前に山のふもとにあるチケットセンターでチケットをピックアップしなければなりません。
(アン)
ノイシュバンシュタイン城
2013-02-12
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