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上野動物園の双子パンダちゃん、シャオシャオとレイレイ、生後7か月になってますます可愛い盛りなのに、コロナで閉園とは残念ですよね!
日本で大人気のパンダですが、実はマドリッド動物園にも昨年9月に生まれた双子の赤ちゃんパンダがいるのですよ~! 双子ちゃんの名前を一般公募した結果、ヨウヨウ(友友)とジウジウ(久久)に決まり、昨年の12月から一般公開されています。
一月末の平日、双子ちゃんを見に動物園へ行ってきました。空気はキーンと冷えているけど、空がスコーンと抜けるように青い、マドリッドの典型的な冬の日、11時開園とともに入園。
入ってすぐに赤い鳥居が見えてきて、そこをくぐるとパンダエリア。日本人は「なんで鳥居?」と考えちゃいますが、まぁ、オリエンテルな雰囲気を演出するアイテムってことなのでしょう。
パンダエリアは屋内部分(一面がガラスになっている大きな部屋)と隣接する屋外部分(笹林に囲まれた樹木がたくさんある庭)に分かれていて、双子ちゃんは屋内のガラスに面して設置された大きなベビーベッドの中でくっついて寝ていました。平日ということもあるでしょうが、来園者の数はまばらで、パンダエリアもガラガラ。ガラス越しにずーっと好きなだけ双子ちゃんを見ていることができました。上野動物園は一人15秒とか言われているらしいので、こんな贅沢な観覧ができることはありがたいです! ただ、双子ちゃん、ずーっと眠っていて、一向に起きてくれないから、動く姿を見れません。たまに寝返りを打ったり、夢の中で何かしているのか時々ちょっと動いたりするだけ。でも、寝姿が可愛い!
お母さんのフア・ズイ・バは屋外の庭でごろごろでんぐり返りをしたり、樹に上ったりして遊んでいました。
あまり知られていませんが、マドリッド動物園はヨーロッパで初めてパンダの赤ちゃんが生まれた場所なんですよ。
スペインにおけるパンダの歴史をちょっと調べてみました。
1978年、スペイン国王夫妻の中国訪問の際、鄧小平首席がパンダのペア、チャンチャンとシャオシャオをスペインにプレゼント。マドリッド動物園で飼育。
1982年、人工授精で初の子供、チュリン(雌)誕生、欧州初のパンダ誕生で大きな話題となる。
1996年、チュリンが病死、1996年~2007年はマドリッド動物園にパンタがいない時代
2007年、スペイン国王夫妻が中国再訪した際、パンダのペア、ビン・シン(雄6歳)とフア・ズイ・バ(雌4歳)をレンタル、15年が過ぎた現在もこのペアがマドリッド動物園で健在。
このペアは現在まで4回の出産を経験:
2010年、双子ポとデデ誕生、中国へ返却。
2013年、シン・バオ(雄)誕生、中国へ返却。
2018年、チュリナ(雌)誕生、中国へ返却。
2021年9月、双子のヨウヨウとジウジウ誕生。
1984年頃から中国はパンダペアを外交の一環として世界のいろんな国に貸し出しているようですが、Wikipediaによると、1頭当たりのレンタル料は年間100万ドルとか。レンタル先で生まれた子供パンダは2歳~3歳くらいまでに本国に返す決まりになっているようですね。
もう少しすると、この双子ちゃんたちも活発に動き始めて、さらに可愛い姿を見せてくれることでしょう。中国へ帰っちゃう前に、もう一度会いに来るからね!
マドリッド動物園、パンダだけではありません、他にも見どころがたくさんあります。
市内西に広がる広い緑地帯、カサ・デ・カンポの中にあるこの動物園、各動物がぞれぞれのゆったりしたエリアで自然に近い形で穏やかに過ごしている姿を、来園者ものんびり観覧できます。
樹の上で2匹くっついて眠っているアライグマ
百獣の王ライオンも超リラックスモード
ヒグマ、その大きさにびっくり。
1日2回ずつ開催される猛禽類のバードショー、イルカのショー、アシカのショーもお勧めです。
バードショー会場
バードショー出演者
バードショー出演者
イルカのショー、優雅にジャンプ!
アシカのショー、お姉さんと会話?するアシカ君
いつもせっせと歩いている、ペンギンさんたち
園内には水族館もあります。
まるで花のような美しいクラゲ
このクラゲたち、可愛い!
緑に映えるフラミンゴ
冬季の開園時間、平日は11時から17時、土日祭日は11時から18時。
入園料は現地で求めると大人24ユーロですが、ウェブサイトから購入すると時期や日付によって異なる早割が適用され、私たちは20.90ユーロでした。
マドリッド動物園の公式サイトはこちら。
さて、閉園時間の17時も近くなり、帰る前にもう一度パンダエリアへ。
ベビーベッドの双子ちゃんたち、寝ている位置が変わってはいたけれど、やっぱりまた眠っていました。
寝る子は育つ、元気に育ってね!
また会いにくるからね~。
Lucymama
【マドリッド】双子の赤ちゃんパンダを見に動物園へ行ってきました!
2022-02-04
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