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今から500年以上前の1492年8月3日、コロンブスは現在のアンダルシア州ウエルバ県の港を3隻の船で出港し、同じ年の10月12日に新大陸に到達しました。
このコロンブスの第一回目の航海の出港地が「パロス・デ・ラ・フロンテーラ」。彼の航海にまつわる様々なものが展示されています。
1490年から2年間、コロンブスが滞在した「ラ・ラビダ修道院」。彼はここを拠点にして活動を行い、当時のスペイン王室などから航海に必要な許可や資金を調達しました。
修道院は現在、コロンブスの航海と新大陸に関する博物館となっています。
コロンブスの船「サンタ・マリア号」の模型。
修道院の近くには、「カラベラ船埠頭」と呼ばれる屋外博物館もあり、コロンブスが第一回目の航海に使用した3隻の船の実物大レプリカが展示されています。
これはコロンブスが乗船した旗艦「サンタ・マリア号」。かなりの大きさではありますが、現代の船と比べると「よくこんな木造の船で大西洋を横断できたな・・・」という感じです。
もちろん、船長室にはコロンブスがいます。
こちらは、サンタ・マリア号より小型のカラベラ船「ピンタ号」。
船の内部も見学可能です。
新大陸発見後、17世紀前半までスペインの黄金時代が続き、「太陽の沈まない帝国」と言われるまでに強大になります。パロス・デ・ラ・フロンテーラはそのスタートとなった場所なのです。
YH
コロンブスの出港地 【パロス・デ・ラ・フロンテーラ】
2015-01-18
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