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    バスで行く!ウィーン発 グラーツ日帰り旅行


    2018-02-02

  • グラーツは、オーストリアの南に位置する、シュタイヤーマルク州の州都で、ウィーンに次いで、第2の都市です。

    オーストリア滞在時間が短い方には、絶対見ておきたい場所!という訳ではありません。ウィーン滞在時間が長い方、日数に余裕のある方は、ウィーンから気軽に日帰りで行けますので、いい気分転換になります。

    ウィーンからグラーツまでは、各種バスが出ており、所要時間は、大体、片道2時間30分です。

    今回、私達は、ウィーン西駅から出ている、Flix バスに乗って、グラーツへ日帰り旅行をしてきました。

    ウィーン西駅構内は、パン屋さんなどが、朝早くから空いています。

     

    朝食を食べれなかった方は、ウィーン西駅のパン屋さんなどで、朝食を買って、バスで食べることも可能です。

     

    Flix バスは、Felberstraße (Felber 通り) から出発します。ウィーン西駅、ホテル Motel One の裏側、ホテル Mercure Westbahnhof の道路を挟んで向かい側に位置します。

     

    バスの前に運転手さんが待機していますので、ここで、Eチケットを提示します。印刷でもモバイルでも、QR コードを読み取れれば、OKです。お荷物は、1人1個まで、お預けまたは持ち込みが可能です。Flix バスは、大人1人往復 EUR 25,- ほどです。

     

    バスは、2階建てで、全席自由席です。お勧めはやはり、2階席の一番前。ガラス越しに景色を十分満喫できます。人気のお座席ですので、この席を抑える為には、一番にバスに乗るくらいでないと、なかなか、難しいです。

     

    1月24日、冬の真っ只中ですが、朝、8時30分出発のバスは、7割くらいの乗車率でした。

     

    グラーツまで、休憩は一度もありませんでしたが、バスには、トイレ(1階)があります。また、無料 WiFi が完備されています。

    バスは、グラーツの街中、Girardigasse に到着します。ほぼ定刻の、10時55分に到着しました。

    ここから、街の中心部、Herrengasse (Herren 通り) までは、徒歩3分ほどです。

     

    Herrengasse を歩いていくと、すぐに、教区教会が右手に見えます。朝11時過ぎでしたので、ミサの真っ最中でした。

     

     

    そして、更に進むと、左手には、州庁舎が見えてきます。州庁舎は、16世紀頃に建てられたそうで、中庭は、美しいルネッサンス様式の建築を観ることができました。

     

    市庁舎の前には、ヨハン大公像が立っていて、ハウプト広場になっています。

     

    つい覗いてみたいくなるような、かわいいお店もありました。

     

     

    美味しそうなパン屋さんもたくさんありました。

     

     

    Herrengasse を抜けて、更にまっすぐ歩いていくと、右手に、グラーツのシンボル時計塔がある、シュロスベルクへのリフト(エレベーター)乗り場が見えてきます。 斜面に見える260段あると言われている階段は、冬場は、通行止めになっていました。 

     

     

    リフト乗り場への入り口は、こんな感じです。

     

    リフトは、往復で、1人、EUR 3,40 でした。私達は、往路はリフトで、復路は、ケーブルカーにしました。(窓口でそう伝えました)リフトは、モダンで、待ち時間ほぼなしです。

     

    あっと言う間に、頂上に到着しました。頂上からの景色です。

     

    そして、グラーツのシンボルの時計台。逆光でしたが、何とか、写真に収めることができてよかったです。

     

    この時計台の歴史は、13世紀まで遡るそうです。

     

    シュロスベルクバーン(Schloßbergbahn)と呼ばれるケーブルカー乗り場までは、緩やかな上り坂を歩いて、約10分くらいでしょうか。私達は少し迷ってしまい、気づけば、頂上を20分くらい歩いていました。

     

    ケーブルカーもモダンです。ケーブルカーの線路が曲がっているのが、珍しいなぁと思いました。

     

    地上の、ケーブルカー乗り場です。私達は、往路をリフトにしましたが、往路をケーブルカー、復路をリフトでも、もちろん大丈夫です。

     

     

    今度は、王宮方面に向かって歩きました。途中、宮廷御用達の老舗のパン屋さん エーデッガー・タックスに立ち寄りました。重厚な店構えなので、ひと目でわかります。

     

    中は、以外にシンプルでこじんまりとしています。

     

    いくつかのお菓子が試食できました。Sisibusserl (シシィのお菓子)というお菓子がとっても美味しかったです!

     

    Busserl とは、小さなお菓子を意味するそうで、丸く、小さいことが多いようです。箱入りと袋入りがありました。

     

    その他、シュタイヤーマルク州を感じさせる、かぼちゃの種のパウダーを使った、バニラキプフェルというクッキーもありました。

     

    グラーツの王宮はほとんど残っていないそうですが、15世紀に作られた、石の、二重のらせん階段を見てきました。右から登っても、左から登っても、たどり着く所は同じ。仲々面白いです。私の写真では、『二重』の意味が伝わらず、すみません。。。こんな階段が両サイドにある感じです。

     

    日本語ガイドさんと街歩きをすれば、もっと効率よく行けたかもしれませんが、ガイドブックを片手に、初めての街を歩きましたので、あっと言う間に、14時前になっていました。

    昼食は、オーストリアを代表するビール会社、ゲッサー(Gösser) の直営レストラン、Gösser Bräu に行きました。

     

    寒い中、3時間くらい歩き続け、体が冷えていたので、スープを注文しました。細切りクレープ入りのコンソメスープ。オーストリア料理の定番です。特にオーストリアのスープは、日本人にとって、塩辛く感じる時があるのですが、ここのスープは全く塩辛くなく、美味しく頂けました。

    あと、メインには、シュニッツェルとフェタチーズのサラダを注文して、2人で分けました。1人でシュニッツェルだけだと、飽きてしまうし、大きいので、サラダと半分にして大正解でした。サラダには、緑色に見える、かぼちゃの種のオイルがかかっていて、とっても美味しかったです。シュニッツェルも薄くてサクサクしていて、どれもとっても美味しかったです!

     

    それぞれ、1つずつ、飲み物も注文して、チップを入れて、合計 EUR 33,- でした。どれもとても美味しく、店員さんもとっても親切でしたので、特にご希望のレストランがなければ、是非、皆様もどうぞ!

     

    レストランスタッフの素早いサービスのお陰で、45分には、レストランを出発し、何とか、グラーツのバス停まで、15時までに戻ることができました。いいサービスを受けた時には、チップを少しだけ多い目の払ってあげてください。 

    15時発のバスは、ほぼ、満席状態でした。

     

     

    ウィーン到着時は、ちょうど、渋滞の時間もあり、到着は、30分遅れました。平日のこの時間のバスを選ぶ場合は、渋滞で遅れることを想定された方がいいと思います。

    私達のように、バスチケットを自分で手配して、気軽にグラーツ日帰りをお楽しみ頂けます。グラーツの日本語ガイドのみのお手配や、バスチケット&日本語ガイドが含まれた みゅうツアー もございますので、よろしければ、是非、ご参考下さい。

     

    冬でも楽しめるグラーツ日帰り旅行。最後はやや急ぎ足になってしまいましたが、何とか、無事、ウィーンまで戻ってきました。

     

    ウィーンのみならず、オーストリアのその他の都市も是非お楽しみ下さい。

     

    みゅうウィーン (Y)

     

     

     

     

     


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