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ウィーンで、沸々と人気が出てきているアトラクションがあります。『タイム・トラベル』 です。 オーストリアの歴史や文化を、『時間旅行』します。
シュテファン寺院や王宮から、徒歩約5分の便利なロケーション!入り口は目立ちませんので、地図で位置を調べておいたほうが無難です。
入ってすぐにチケット売り場があります。チケット購入後、階段で地下に行きます。階段を降りると、こんな感じです。
ツアー開始前、ロッカーやクロークがあり、荷物やコートを預けることができます。コインロッカーは、1ユーロまたは2ユーロで使え、使用後、戻ってきます。不要なものはロッカーに置くことをお勧めします。トイレもここにあります。
時間旅行は、約50分。毎時、0分、20分、40分にツアーが出発します。ツアー毎に、ガイドさんが付きます。ガイディングは、ドイツ語ですが、心配無用です! 『日本語のオーディオガイド』って言えば、無料で借りれます。 日本語のオーディオガイドは、とっても優れていて、部屋に入ると、自動的に案内が流れるので、操作は不要です。 自分で調節するのは、音量だけです。たまに、眠たくなりそうな話し方のオーディオガイドや、ちょっと日本語が不自然なオーディオガイドなどもありますが、ここのオーディオガイドは、人を惹き付ける話し方で、とても楽しめます。
いよいよ、ツアー開始です。私のグループは、小学生の団体+私1人でした。 とてもいい内容なので、あらゆる小学生が、学校の課外授業で来ています。
すごい!って思ったのは、ドイツ語で話をされていたガイドの方と、オーディオガイドの訳が、ほとんど同じタイミングなのです。
まずは、タイムマシーンに乗って、メガネを掛けて、5D映画を楽しみます。暗くて、写真は取れませんでしたが、とってもおもしろいです! オーストリアの歴史の重要な分岐点を、5D映画でわかりやすく、そして、楽しく学ぶことができます。
次は、ハプスブルク家ショーです。歴代ハプスブルク家の重要な皇帝、マキシミリアン1世、フランツ・ヨーゼフ1世、皇女マリア・テレジア、エリザベート(シシィ)によって繰り広げられる舞台での会話から、オーストリアの歴史が学べます。会話形式なので、楽しめます。人形がリアルです。。。
エリザベートとフランツ・ヨーゼフになりきって記念撮影も可能です。
そして、ウィーンと言えば音楽!ワルツ王ヨハン・シュトラウスと、天才モーツァルト。二人の会話が、音楽の世界へ導いてくれます。もちろん、音楽もお楽しみ頂けます。
音楽を聞いて優雅な気分になった後は、ワルツを踊っている自分が体感できます。19世紀、人々はこんな風にワルツに熱狂したんでしょうか。
歴史は明るい部分だけではありません。歴史の暗い部分ともきちんと向き合うツアーになっています。 ここの地下は、第2次世界大戦の時には、防空壕だったそうです。この狭い防空壕に100人ほどがいたそうです。タイル2枚と少しに1人が立つような感じです。
そして、ヒトラーがオーストリアを併合した時のアナウンスを映像と共に聞くことができます。オーストリア併合にあたって、首相を辞任したシュシュニクの演説『神よ、オーストリアを守り給え』も、涙が流れてきそうになります。音楽の都ウィーン、華やかなイメージのウィーンも、辛い過去を乗り越えてきたのです。
第2次世界大戦後、完全独立を果たすまでの様子もわかります。『オーストリアは自由だ!』とベルヴェデーレ宮殿で宣言されます。
最後は、今のウィーン。馬車でのウィーン旧市街の旅を体感できます。
タイム・トラベルの『時間旅行』は、素晴らしい構成でした。大人・子供を問わず、みんな、楽しみながら学べます。グループの大きさには制限があるため、人数がいっぱいになると、待つ必要があります。限られたスケジュールの方は、予約することをお勧め致します。
その国が辿ってきた歴史や今の文化に触れることは、旅の醍醐味の1つだと思います。 楽しみながら、気軽に、オーストリアの歴史や文化に触れたい方には、タイム・トラベルがお勧めです。
タイムトラベル ホームページ
https://www.timetravel-vienna.at/en
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