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「ハンガリーは観光地として過去数年と同様に安全です」
(ハンガリー経済省 バルガ・ミハーイ大臣)
ブダペストからお知らせです。
ニュースを賑わす昨今の難民問題ですが、これはこの春から徐々に増えてきた難民が、なかなかオーストリア、ドイツ方面に行けないということから来ていました。
ハンガリー政府はEUのダブリン条約をまじめに守り、難民にEU内に入る際の義務である難民登録をするように求めていました。本来、ダブリン条約により入境した国で難民登録をしなければ、その先に行くことは出来ないのです。
オーストリア側も国境における検査を強化しておりましたが、とうとう1000人レベルの難民が東駅の正面広場で無許可デモを開始し、さらには高速道路を徒歩で移動し始めたために、未登録のままオーストリアを通過して難民希望のドイツへと行くことが出来るようになったのが、この9月4日から6日にかけての週末のことでした。
その間、一時的にハンガリーとオーストリアの国境、ヘジェシュハロム市の国境通過ポイントで混乱があったり、レールジェットなどの国際列車がハンガリー国内で運休となったりしましたが、現在は回復してレールジェットもブダペスト東駅から、またプラハ方面の列車も同様に東駅からの発着となっています。
さてその渦中の9月4日に、ハンガリー国家経済省の大臣より、ハンガリー観光安全宣言がだされておりますので、お知らせ致します。
英語による全文は公式サイトからご覧下さい。
http://www.kormany.hu/en/ministry-for-national-economy/news/hungary-continues-to-be-a-safe-travel-destination
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ブダペストからウィーンへ、チューリッヒへ、ミュンヘンへ直通のレールジェット等があるため、難民問題に変化がありますとまたハンガリー国内のみ運休などの可能性があるかもしれません。
ハンガリー国鉄公式サイトでは、何か変更があれば、公式発表を行っておりますので、ご旅行の際には必ずご確認下さい。
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ウィーン発のブダペスト日帰り観光なども、問題なく催行されています。ウィーン滞在中の方は如何でしょうか。
こちらをクリック!
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皆様の安全なご旅行をお祈りしております。
(Tk)
ハンガリー観光安全宣言 (ハンガリー経済省発表)
2015-09-09
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