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春先にウィーンの森を散策すると、なんだかニラような匂いがただよってきます。それは、ベアラウホ、直訳すると熊のねぎですが、日本語ではラムスンというそうです。
ウィーンの森を散策していて、ちょっと顔を出し始めたベアラウホを見つけたので、早速摘んで来ました。
まだそれほど強い匂いを放ってはいませんでしたが、摘むとしっかり匂いがします。見た目は日本のニラとちがって平たいどちらかと言うと丸みを帯びた形です。すずらんの葉と形がよく似ており、猛毒のすずらんの葉を間違えて摘んでしまい誤食で・・・ということもあるのですが、すずらんが咲くにはまだ早いこの季節、間違えることはないでしょう。
ちょっと早いのかなと思いましたが、オーストリア人曰く、このぐらいの方が柔らかく苦味もないので美味しいんだそうです。逆に強い匂いを発し、お花が咲いてしまったら硬くなってしまいだめだそうで、この1ヶ月ぐらいがまさに旬です。
ベアラウホのクリームスープ、ベアラウホのペーストなど、これからレストランのメニューにも季節の食材として並びます。
もし、レストランでベアラウホを使ったお料理を見つけたら、ぜひ一度お試しください。
(みゅうウィーン YT)
ベアラウホ(Bärlauch)の季節到来!
2015-03-26
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