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5月となり、チェコも爽やかな春の季節となりました。
5月12日より、ここプラハでは第9回プラハの春国際音楽祭が始まります。
世界的有名なこの音楽祭は、チェコ国内でも最大規模の大切な行事の一つ。
チェコの国民的な作曲家のスメタナの命日にあたる5月12日がオープニングコンサートとなり、
スメタナの「わが祖国」で幕を開けます。音楽祭は、6月3日のファイナルコンサートまで続き、
オーケストラ、室内楽、リサイタル、オペラ、そして国際音楽コンクール(毎年違う部門で開催)など
多彩なプログラムが用意されております。
今年は、久しぶりにチェコフィルがこの大切なオープニングのホストオーケストラとなり、
指揮者はチェコを代表する指揮者、イルジー・ビエロフラーヴェクです。この初日のコンサートは、
各国の大使や著名人がたくさん招待されますので、一般の方のチケットの枠が狭く、
チケットの入手はなかなか困難です。
オープニングコンサートなどオーケストラの演目は、アールヌーボー様式の美しい
市民会館にあるスメタナホールで演奏されますが、他にもチェコフィルの本拠地である
ルドルフィヌム、芸術アカデミー、教会などでもコンサートが開かれます。
音楽祭と併設して開かれるプラハの春国際音楽祭コンクールは、毎年違う2部門(今年はオーボエとファゴット)で
コンクールが行われ、優勝した音楽家は翌年のコンサートで演奏する機会を与えらることもあり、
若手の登竜門として大切なコンクールとなっております。
今年は、オープニングを飾るチェコフィルの演奏と音楽祭中盤の
ウィーンフィルが注目です。
プラハの春音楽祭
2014-05-12
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