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こんにちは、みゅうウィーンです。 ウィーン大学は、今年で創立650週年。 ウィーン大学は、ドイツ語圏(当時のドイツ語圏は今よりも広かった)で、プラハのカレル大学に続き、2番目に古い大学です。 当時は、現在のイエズス会教会の所です。 リンク通りに面する校舎は、19世紀後半に、リンク通りが建設されてからの建物です。 先日、ここで、International Tourist Guide Day 2015 が開催されました。
1年に1回ある、このイベント。 オーストリア国家公認ガイドの方達の案内を、無料でお楽しみ頂ける日です。 入り口では、当日のプログラムが配られていました。 ガイドツアーと、公演があり、それぞれ、いくつかの種類があります。 希望のツアーを、デスクで申し込みます。といっても、希望のツアー番号の所に行き、番号札をもらうだけです。 そこで、集合場所を案内されます。
私は、『ウィーン大学と医学』 などの公演と、『ウィーン大学とリンク通り』、『ウィーン大学・アルカーデンホーフ』 のガイドツアーに参加しました。 どれも、とても興味深く、楽しい時間でした。 写真は、『ウィーン大学とリンク通り』 のツアーで、大学周辺を歩いているところです。
建築家、ハインリッヒ・フォン・フェルステルは、あえて、アルカーデンホーフ(中庭)を通らないと向かい側の建物に行けないように、設計しました。 生徒たちがこの中庭でより多くの時間、交流できるようにとの願いからです。
この中庭には、ウィーン大学に関係する、154人ほどの銅像や記念碑が並んでいます。 ツアーもとても有意義でした。 例えば、血液型を発見した、カール・ラントシュタイナーの記念碑です。 音楽の都ウィーンで知られていますが、オーストリアは、医学にも深く関わりのある国です。
忘れてはいけない、医学者フロイトも。 ほとんどの胴像や記念碑には、生まれた年、亡くなった年が刻まれていますが、フロイトは、ウィーン大学で教授だった期間(?!)が記されているそうです。 統一性のなさが、なんとなく、おもしろいです。
でも、この日、一番のハイライトは、日本語ツアーでした。 正直、日本語があると思っていなかったのでびっくりでした。 ドイツ語のガイドツアーは、細かいテーマに別れ、1時間に3本あり、それぞれ、30分~40分のツアーでしたが、日本語ツアーは、1日2回、そして、観光時間は、約1時間でした。 当日のガイドさんは、ウィーン大学の歴史から、建築、伝統、などなど、細かく丁寧に説明して下さいました。 下の写真は、図書館です。 壁は、本で埋まっているため、窓が作れないので、代わりに、天井から自然の光が差し込むように設計されたそうです。 こんなところで勉強すると、はかどりそうです。
大学の中に入ったのは、初めてでした。 建築や医学など、歴史にたっぷり触れることのできた、充実した1日でした。 ツアーではなかなかじっくり観光できない所も、プライベートツアーでお楽しみ頂けることもございます。 ご希望の方は、みゅうウィーンまで、お気軽にお問い合わせください。
(みゅう ウィーン)
ウィーン大学創立650周年
2015-03-11
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