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ハンガリーからこんにちは!
今日は、1月21日にお伝えしました2月のフェスティバルの追加情報です。
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第3回ブダペスト魚料理フェスティバル
III. Budapesti Halfesztival 2015
日程: 2015年2月19日から22日まで
会場:ブダペスト市民公園ヴァイダフニャド城
Budapest Varosliget, Vajdahunyadvara
入場無料!
昨年は国立博物館の庭で開催されましたが、今年は市民公園内のヴァイダフニャド城とその周りになります。
ハンガリーは内陸国ですので、魚料理と言えば川魚。
主なものは、鯉、なまず、川スズキ、鱒などですが、それ以外にもいろいろあります。
もともと欧州の内陸部では、川や湖沼からとれる魚は貴重な蛋白源でした。ですからそれぞれの国や地域に伝統的な川魚料理があるのです。川や湖沼が近くにある市町村の郷土史博物館では、たいてい川魚漁の歴史展示が見られるのもそのためです。
例えばワインで有名なトカイ地方の中心トカイ市の歴史博物館でも、トカイ市内で合流する2つの川、ティサ川とドボログ川で盛んであった川魚漁の展示があります。
ハンガリーの伝統的な魚料理には、魚のスープ、フライのような揚げ物、なまずのパプリカ煮込みのような煮込み料理、大型魚の上等な部分をソテーした料理、燻製や酢漬けのような保存食として生まれたもの、などがあります。
#もちろん現在は、レストランへ行けば海水魚を使った料理もありますし、最近はハイパーマーケットに魚専用コーナーで海水魚も販売しています。とある魚専門店では寿司や刺身に使える鮮度の海水魚も普通に入手可能です#
中でも魚のスープは、ハラースレー(漁師汁の意)として有名で、最も有名なハラースレーは、セゲド地方Szegedのタイプとバヤ地方Bajaのタイプです。使う魚は鯉やナマズが一般的ですが、それ以外の魚も含めて複数の魚を使うレシピもあります。また家庭によっては海水魚も含めた複数の種類の魚を使うレシピもあるそうです。
魚料理には産地の名前がつく事が多いですが、バラトン湖のパイクパーチ Balatoni fogas や シルヴァーシュヴァ-ラドの鱒 Szilvasvaradi pisztrang などは高級魚です。
是非一度ハンガリー伝統料理としての魚料理をお試しください!
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(Budapest/Tk)
2月のフェスティバル その2
2015-02-09
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