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    【2021年・ブログ観光】フィレンツェのガリレオ博物館!名言「それでも地球は回っている」


    2021-03-11

  • フィレンツェでもやっと美術館が開きだし、今日はガリレオ博物館、無料ガイドツアーに参加してきました。なんと入場料まで無料。太っ腹です。

     

    一日3回、一回につき10名ほどの限定ツアーで、今のところこのツアーの時だけ博物館を開けています。


     

    博物館にあるガリレオガリレオの胸像

     

    ガリレオガリレイはピサに1564年に生まれ、1642年にフィレンツェの近郊アルチェトリという町で亡くなりました。お墓はサンタクローチェ教会にあります。

     

    ピサ、パドヴァ大学で教鞭をとっていました。

    当時は天動説が正説だったのですが、地動説を主張したため、それを理由にカトリック教会から有罪判決を受けてしまったのは有名ですね。

     

    「それでも地球は回っている」と言って亡くなります。

     

    この博物館にはフィレンツェを支配していたメディチ家とロレーヌ家のコレクションが主に展示されています。

     

     

    アストロラーベ

    これはアストロラーベと言って、16世紀の物ですが古代の天文学者や占星術者が用いた天体観測用の器具です。

    ガリレオが天体の計算をする際にも用いたため、ガリレオのアストロラーベとも呼ばれています。

     

    これで時間がわかったり、航海における重要な測定機器でもあったそうなので、ある種のアナログ計算機みたいなものですね。


     

    アーミラリー地球儀

    こちらはアーミラリー天球儀で、天球上の天体の動きを模した機器です。

    1588~93年にメディチ家のフェルディナンド1世の為に作ったもので、ところどころにメディチ家の紋章もあります。

    真ん中は地球で、地球の周りの星の動きを説明しています。

    材質は木で金箔が貼られています。

     

    世界で一番大きなアーミラリー天球儀と言われています。


     

    世界地図のコピー

    こちらは1457年から59年の世界地図のコピー(本物はベニスのマルチアーナ図書館)ですが、上下が反対になっています。

     

    真ん中の右側にイタリアが描かれていますが、逆さまになっているのがわかります。アジアは左側にあります。

     

    凄く細かく描かれていて、この地図は当時のマルコポーロなどの旅行者の話をもとにして作ったそうです。


     

    ガリレオの天体望遠鏡

    そしてこの2つがオリジナルのガリレオの発明した望遠鏡です。材質は木と紙だそうで、そんなに重くないんだそうです。自分自身で2枚のレンズと筒を組み合わせて、20倍から30倍ほどの倍率を持つ望遠鏡を作りました。


     

    レンズ

    こちらはガリレオの作ったレンズで1610年にこのレンズで木星の周りをまわる4つの衛星を発見してメディチの星と命名しています。{周りの額は1677年作}このレンズはガリレオからメディチ家のコシモ2世に贈られましたが、間違って壊れてしまったそうです。ガリレオが亡くなるとこのレンズはメディチ家出身のレオポルド枢機卿が保管し、彼が亡くなった後Uffizi美術館の所有になりました。


     

    ガリレオの中指

    ちょっと見にくいかもしれませんが、そしてここにガリレオの右手の中指が。。。

     

    彼を科学のヒーローまたは殉教者として表しているのでしょうか?

    この指は1737年にピサからフィレンツェのサンタクローチェ教会に遺体を運ぶ際に切り取られたそうです。

     

    それだけではなく、右手の親指と人差し指と歯まで展示されています。


     

    当時の色々な天体望遠鏡

     

    このガリレオ博物館はUffizi美術館のすぐ隣にあるので時間があったら是非寄ってみてくださいね。


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