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さて、来週はカーニヴァル!別にイタリアだけに限らず、世界的に来週はカーニヴァル。
一番有名なのはやっぱりリオですかね。ナイスバディの女性たちが孔雀みたいな格好で激しく踊るわけですから、派手で注目浴びますよね。
そして、おそらく世界で二番目に有名なのがヴェネツイアのカーニヴァルですよね。
世界で一番ロマンティックなカーニヴァルと言われています。確かにヴェネツイア独特のラグーナと町並みを背景になんとも幻想的です。まるで、タイムマシンに乗って、500年前のヴェネツイアに戻ったかのよう。まるでアニメのコミケのように皆ノリノリなりきっております^^
しかし!実際はすごい人でこんな優雅なものでは無いのですが・・・。
それにしてもカーニヴァルとは?そしていつなの?
最終日となり盛り上がる”ふとっちょの火曜日”(すみません、訳し方が悪くて。でも、”脂ぎった火曜日”より可愛いかなと)でカーニヴァルが終わると翌日の”灰の水曜日”から四旬節が始まります。四旬節とは復活祭の前日の土曜日までの40日間のこと。実際は46日間ですが、日曜日は数えないので、日曜を除いての40日間と言うわけです。つまり、40という数は、イエスが荒れ野で40日間断食をしたことに由来していて、それにならって復活祭前は40日間お肉を絶つという習慣が生まれたんでしょうね。しかしイエスと違い一般人には耐え難いので、日曜は解禁となんでしょう。肉を絶つ前のお肉に感謝をする祭りがこのカーニヴァル(謝肉祭)と言うわけです。
ちなみに!!ミラノのカーニヴァルである、アンブロジアーナカーニヴァルは”ふとっちょの土曜日”が最終日となるので、4日遅いのです。
なぜか?
いろんな説があるんですが、もともと土曜日だったものを、ローマ典礼で、日曜だけ肉を解禁にしたいから、火曜日に早めた説から、ミラノの第一守護聖人である聖アンブロージョが「カーニヴァルに戻ってくるから」と言い残し巡礼に行ってミラノを留守にし、遅れて帰ってきたのですが、ミラノ人たちはアンブロージョの帰還を待ってカーニヴァルを祝ったので云々と、よくわかってないようです。
ちなみに、復活祭自体が移動祝日です。春分の日の次の最初の満月後の日曜日。なので、カーニヴァルも毎年、復活祭と共に移動するわけです。
もともとはローマ神教の農耕祭であったものがカトリックのカーニヴァルになったようです。皆そうですよね。やはり、カトリックを広めるためには土着の習慣との融合が必要だったのです。
台車を使ってのパレードはルネッサンス時代から行われていたそうです。
日本では近年ハロウィーンが仮装のお祭りで大人気ですが、ここイタリアではカーニヴァルが伝統的な仮装の祭りなのです。
とは言っても、やっぱり子供が喜ぶイベントと言うイメージ強いですね。
スーパーに行くと、子供の仮装衣装が・・・。
そしてこちら↓はカーニヴァルの紙ふぶき、コリアンドリ
これかけられるのなら別にいいんですが、スプレーかけられると大変なことに・・・。
ちなみにカーニヴァルの晩は町中これでいっぱい。翌日は清掃会社の人が必死に掃除しますが、しかし、石畳の間に入ったこの紙ふぶきはひと月経ってもなくなりません。
そしてこちら↓はカーニヴァルのお菓子、キャッケレ。
揚げたタイプとオーブンで焼いたタイプ。最近はグルテンフリーまで。
ちなみにキャッケレはロンバルディアでの呼び名。エミリアロマーニャではフラッペ、トスカーナではチェンチ、リグーリアではブジエなど、10以上の名前があります。
カーニヴァル期間しか置いていないので、是非、食べてみてください。
残念ながら日本に持ち帰るのは難しいと思います。粉々になってしまうでしょうね。
カーニヴァルも、なので、ヴェネツイアだけではなく、各都市で行われます。トスカーナのヴィアレッジョも有名なカーニヴァルです。
来週はカーニヴァル
2018-02-08
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