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先日ストのニュースをアップしましたが、とにかく3月8日は国際女性デー。これは1909年アメリカに始まり、ヨーロッパでは1911年に上陸、イタリアでは1922年より導入されました。
業績、世界のほとんどの地域で依然として存在する、女性に対する、社会的、経済的、政治的な差別や暴力を考える日と言うわけです。
その起源は、1908年3月8日に起こった悲しいエピソードに帰すると言われています。このストーリーによると、その日、100名ほどの女子工員たちがニューヨークの紡績工場の火事で亡くなったと言うものです。それも、彼女らが過酷な労働条件に対してストライキを起こして工場にこもっていたところ、雇用主自身がそれを終わらせるために火を放ったと・・・!!
しかし!!伝説となってしまったこのストーリーは実際には存在しない事件(都市伝説~)らしく、おそらく、1911年に起こった、トライアングル・シャツウエスト工場火災の話に尾をつけて語られて生まれたものと思われます。
とにかく、1977年からウーマンズデーは世界中で重要な日となり、平等な権利を獲得するために女性たちが行った、政治的社会的な全ての戦いを忘れないためのパレードやデモ行進などが行われます。
しかし!!!
3月8日の数日前から、イタリアではあちこちでミモザの花束があちこちで売られているのを見受けます。ミモザの日なのかな?と思うくらい。
3月8日に女性にミモザの花を贈る習慣は、イタリアが起源なようです。(他のヨーロッパってどうなんでしょうね?)1946年、その頃、イタリアは戦争が終わったばかりで、お祭りごとは控えたかったらしいのですが、この祭り(ウーマンズデー)は大変重要であると判断され、共産党とイタリアの女性組合(UDI)の意志で祝われることになったそうです。最初は女性に贈られる花はヨーロッパ左派のシンボルであるヴィオレッタの花(ニオイスミレ)が選ばれたのですが、女性組合の女性たちが、ヴィオレッタはなかなか見つけられるものではなく、高価な花であることから反対したそうです。そしてミモザが選ばれました。戦時中、ミモザはパルチザン兵から女性伝令員への贈り物のひとつだったことから。そして、春にイタリア中に開花し、誰でも容易に手に入れることができた花だからなんだそうです。
シンプルであり、しかし、勇敢で頑強な花、つまりは女性を代表するにぴったりな花だったと言う訳です。
愛と感謝の証として、イタリアではこの日にミモザを女性に送るのです。但しミモザだけではなく、美術館や公共機関の乗り物が、女性だけが無料になったりと、女性にとってオトクな日でありますよ^^
3月8日国際女性デーのミモザの花
2018-03-07
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