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200年近くという長い歴史を持ち、シングルモルトのなかではもっとも有名な銘柄の一つである「グレンゴイン」。最近では、カンヌ映画祭審査員賞受賞作「天使の分け前」のロケ地となり、さらに人気に拍車がかかっています。
スコットランドのハイランドとローランドのちょうど境目に位置する蒸留所。冬に訪問したため、季節ハズレかと思いきや、霧の中に麦を焚く煙が立ち、幻想的…。
まずは、趣き深い、バーラウンジにて、ウエルカムドリンクのおもてなしを受け…
滑らかで飲み心地のよいスッキリした味わい。ストレートなので強いはずなのですが、スルっと飲めてしまいます。
そしていよいよ、蒸留所見学です。
(蒸留所内の撮影は撮影禁止のため、撮影できる外観と見学用の貯蔵ディスプレイなどの写真を取ってきました。)
スカイやアイラ島産などのシングル・モルツは、多くして麦芽を乾燥させる過程で、ピート(泥炭)を使用することで、スモーキーな香りを楽しめます。一方グレンゴインは、麦芽そのものの味わいと香りを楽しめるようにとピートの使用はナシだとか。蒸留と樽内での熟成に長い時間をかけたウイスキー作りが特徴だそうです。
またアップルやバナナを彷彿とさせるフルーティなアロマと味わいの秘密も教えてもらいました。
このウイスキー作りに重要なカギを握るもう一つの要素がお水。蒸留所の裏から流れでるハイランドの自然水を使用しているそうです。
離れていて見えにくいですが、蒸留所内で最後に見えるグレンゴインのマークには英国王室の紋章が。じつは1984年-2002年の間、王室御用達だったのです。
カスクはアメリカのオーク、またはヨーロッパのオークを使用。どのタイプの木材を使い、どれだけ熟成させるかによって、ウイスキーの色が異なっていくそうです。
ショップには、様々な熟成度のウイスキーが並んでいます。
こちらは35年の月日をかけて熟成させた限定品。お値段2850ポンド!
もちろんもっとお手頃価格のものも沢山あります。
見学した方にはもれなくショップで利用できる割引クーポン券がついてくるので、有効利用したいですね。
(エジンバラ/MI)
グレンゴイン蒸留所へ行って来ました!
2015-01-08
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