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シントラにある宮殿や城跡などの文化財はUNESCOの世界遺産に「文化的景観」として登録されてます。
シントラといえばペーナ宮殿やレガレイラ宮殿、ムーアの城跡などが有名ですが、今回ご紹介するのは、モンセラーテ宮殿 (Palácio de Monserrate) です。
日本のガイドブックなどではあまり紹介されていないため、日本人観光客への認知度は低めですが、シントラの他の人気の宮殿に負けない美しい宮殿と庭園があり、個人的にはかなりオススメのスポットです。
16世紀頃に建てられたと思われる廃墟だった建物の基礎と壁などを使用してインドやイスラム、ゴシック様式などを取り入れた新しい宮殿が18世紀にイギリス人の富豪によって建てられ、その後シントラの文化財が世界遺産に登録されたのきっかけに2010年に宮殿の修復作業が始まり、モンセラーテ宮殿 として一般公開されるようになりました。
入り口でチケットを購入し中へ入ります。入り口でマップをもらうと散策しやすくなります。
宮殿は入り口からはほとんど見えません。
入ってすぐ道が二手に分かれています。宮殿に近いルートと庭園をまわってから宮殿へ行くルート。今回は庭園を先にまわるルートから行きます。
少し歩くと滝が見えてきました。
癒される~
庭園内はいくつかテーマに分かれていて、大きなサボテンなどがあるメキシコ庭園、竹や椿、イチョウの木などがある日本庭園、バラ園などがあり多種多様な世界の植物を楽しみながら進んで行きます。
メキシコ庭園(日本庭園とバラ園の写真は撮り忘れてしまいました…)
池が草が♡の形になっていました
一通り庭園を歩くと、宮殿が見えてきます
宮殿自体は小さめですが、植物をモチーフにした透かし彫りの彫刻がとにかく美しいのです。
宮殿内の壁のモチーフ。
どれだけの時間を要して造られたのでしょうね。
ゴシック様式のアーチとピンクの大理石の柱
八角形のホールの中央には大理石の噴水
見上げるとピンクのドームが
こちらは白の花の装飾と金色のコンビネーションが美しいドームの天井
このドームがある部屋は"音楽の部屋"と呼ばれ、音響効果に優れているのでコンサートなども開かれるようです。
外壁の一部にはアズレージョが使われています。
他のシントラの宮殿と比べて、比較的空いている穴場スポット的存在で、お天気がいい日は広大な庭園の中でのんびりとした時間が過ごせるモンセラーテ宮殿。ぜひ訪れてみてくださいね。
※今回使用した写真は2019年に撮影したものです。
モンセラーテ宮殿 (Palácio de Monserrate)行き方 - シントラ駅、シントラ王宮などから435番のバスで宮殿前まで行けます
休業日 - 1月1日、12月25日
営業時間 - 庭園 : 9:00 – 19:00
(最終入場は18:00)
宮殿 : 9:30 – 18:30
(最終チケット購入時刻は: 17:30 / 最終入場は: 18:00)
入場料 - 大人 €8.00 / 子供(6-17歳) €6.50
MEIMEI
モンセラーテ宮殿 (Palácio de Monserrate)
2020-09-01
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