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    ポルトガル 田舎の村のキノコ祭り


    2020-02-19

  • 皆様こんにちは。

    今日は、リスボンから車で北へ約3時間。

    フンダオンという県にある、アルカイデという小さな村で毎年開催

    される、キノコのお祭りに行ってきたお話をご紹介します。

    このお祭りは、キノコといっても特にMISCAROS(ミスカロス)と

    呼ばれるキノコのお祭りなのですが、今年はなんとミスカロス不作

    とかで残念ながら生のミスカロスは手に入りませんでした。

    ミスカロスは変わったキノコで、普通のキノコのように山でも採れるのですがなんと砂地で採れるものもあり、砂地で採れる方は傘の

    襞に細かい砂ががっつり入り込んでいて、とにかく洗うのが大変!

    私は一度買いましたが、念入りに洗ったにも関わらず砂を完全に取りきることができず。。もう2度と砂まみれのミスカロスを買うことは

    ないでしょう。

     

    さてこのアルカイデという村、本当に小さな村なのでレストランはなくカフェが数軒あるだけなのですが、このお祭りの期間中は、村人や近隣の村の住民、また近くのレストランなどが村の空き家や空いたスペースを利用して簡易レストランをオープン。

    それぞれがオリジナルの自慢のキノコ料理を披露します。

    せっかくはるばる3時間もかけて行ったので、今回は1日でなんと3軒も

    レストランをはしごしてきました!

    最初に行ったのはこちら。

     キノコ祭りは今年で3年目なのですが、最初の年にここで食べたBOLETUS(ボレトゥス)、ポルチーニ茸のリゾットがとても美味しくて2度目に行った時も食べようと思っていたら、まさかの不参加。。

    今年は開いていたので、やったー!

    ここは息子さん、娘さんと料理をするこのお父さんで営業しているそうですが、昨年はお父さんの健康が思わしくなく、止む無く参加を諦めたそう。「でもこのお祭りに参加するのを父がとても楽しみにしているから、今年は参加できて良かった」と娘さん。

    【壁にかけられた可愛いテーブルの番号札】

     

    でも今年はなんとボレトゥスのリゾットがなく (泣

    気を取り直して、ボレトゥスのソテーに、ミスカロスのリゾットを注文

    ボレトゥスのソテーは、マッサ・デ・ピメンタオンと呼ばれるソースでソテーされていました。独特のトロッとしたとろみが最高です。

    リゾットは、こんな素朴な素焼きの器に入ってやってきました。

    スープがたっぷりで、やっぱりこのリゾットは美味しい~

    この後、お父さんと来年の再会を約束して握手してお別れしました。

    さて次行ってみよー!

    ここはこんな感じ。壁には新聞がびっちり貼られていてほんとに工事中の様相です。

    働いているのは若い人達ばかりで、飾ってあるものはなんとなくお洒落な感じ。

    ここではセタのグリルを頂きました。

    シンプルだけど、岩塩が効いていて炭の香りが香ばしくて良い。

    こんな風に紙でできたカトラリーとお皿で食事。

    プラスチックでないところが意識高い。

    別の店では、キノコの天ぷらとあったもののマッシュルームのフライ?でちょっとがっかり。でもソースは美味しかったなぁ。

    こんな感じで食べに食べた週末でしたが、お祭りでは生のキノコの販売も出ているので、ミスカロスはなかったものの、大好きなボレトゥスをたくさん買い込んできました!

    切ると、傘の下の部分はこんな感じに黄色のスポンジ状になっています。自宅でも、ソテーにリゾットにとボレトゥスを満喫した

    ミスカロス祭りでした!

    ポルトガルの村や、村人とのとっても距離の近い触れ合い。

    そしてこの時期、このあたりでしか食せない珍しいキノコたち!

    (ポルトガルは全国的年間的に空気が乾燥しているので、キノコが採れるのはほんの一部の地域だけですし、さらに地産地消で外の県まで届きませんから本当に貴重な食べ物なのです)

    毎年11月に行われるこのお祭りに行ってみたーい!という方。

    公共交通機関で行くにはハードルが高いですが、リスボンから

    ポルトから専用車で行くことも可能ですので、

    みゅうポルトガル店まで是非ご相談下さい ♪

     


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