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皆様、こんにちは。
リスボンでは、テロ後町を歩く警官がどことなく重装備になったような気はしますが、他に町に特別な変化は見当たらず、また空港でも特に
セキュリティーが強化されたということもありません。
リスボンで活躍する日本語ガイドの中に、昔ある国に住んでいたけれど命の危険を感じて、その国から全くなんの関連性もないポルトガルへとはるばる移住してきた、という方がおられるそうです。
その方がポルトガルを選んだ理由とは、「絶対に戦争がなさそうな国だと思ったから」だとか。
そして実際に、同じヨーロッパで起こったこの悲惨なテロを目にした後でさえ、この国の大半の人は思っています。
「ここ(ポルトガル)では何も起こらない」と。
かつて栄華を誇ったポルトガルですが今はその面影もなく、フランスやドイツなどの大国の影に隠れヨーロッパでその存在感はあまりありません。
ですがその為に、この国はどこまでものんびりと、争いごとや厄介ごとから逃れていることができるのです。
絶対ということはこの世にはありませんが、このポルトガルがいつまでも今のままの穏やかな国でいられるように、たくさんの国から、
たくさんの方に安心して訪れて頂ける国であるように、心から祈らずにはおられません。
パリ同時多発テロ後のポルトガル
2015-12-11
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