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その昔、竜が住んでいたという伝説の残るピラトゥス山。他にも数々の伝説があり、亡霊が嵐を起こし、登山を阻んだというものまで。この伝説により、中世までは登山が禁止されていましたが、19世紀には、多くの著名人が訪れるようになり、観光名所となりました。
ピラトゥス山へ登るにはいくつかのルートがありますが、今回は山の南側から、登山鉄道に乗りました!出発地点の街はアルプナッハシュタート(Alpnachstad)です。
この鉄道は、世界一急勾配となる、歯車登山鉄道です。最大傾斜度はなんと48%!しかも19世紀に開通した、スイスで3番目に古い鉄道でもあります。
先の方に1本前の列車が走っているのがわかりますか?スタート地点からすでにかなりの傾斜です。
横からみるとこんな感じ!歯車がカチカチと鳴りながら登っていくのは、かなりスリル満点です!
途中、経由駅で逆方向の列車とすれ違います。
山の中腹あたりから、岩肌が目立ってきました。伝説のとおり、竜や亡霊が住んでいそうな風景です。
そして、、、雲行きが怪しくなってきました・・・。
約30分の乗車で、頂上、ピラトゥス展望台に到着です!
が、頂上はまさかまさかの雲の中・・・辺り一面真っ白です・・・
本来なら、ここからアルプスの山並みや、ルツェルンの街、フィアヴァルトシュテッター湖が綺麗に見えるはずなのに・・・!本当に本当に残念です・・・
気を取り直して、高山植物の観察といきましょう。
岩肌の間にも、いろいろなお花が咲いています。
紫色がとっても鮮やか!形はタンポポみたいです。
色とりどりの小さな花々が集合してます。
さて、帰りの列車の時間になりました。少し雲が晴れて、見えなかった景色がちょっと見えてきました!
たくさんの牛と牛飼いの姿も。こんな高所・斜面で生活しているなんて、すごいですね!
今回はちょっと残念ではありましたが、天気のことは仕方ない!そういう日もありますよね。
いつかまたリベンジしたいと思います!
登山鉄道でピラトゥスに登ろう
2018-07-28
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