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1月23日。
ここ数日の記録的な大雪とその後の気温上昇により、バリス州を中心とする南スイスに雪崩や土砂崩れ等の100件を超える被害が出て交通が麻痺しています。
スキーリゾートツェルマットも、この2週間で、2度目の孤立状態となっています。狭いマッター谷への雪崩の危険性があまりに高いため、サンモリッツーツェルマット間を走る氷河特急も、普通電車も、ポストバスも、車もすべてカット!
そこで活躍するのは、ヘリコプター。シャトル・ヘリを請け負うのはAIR ZERMATTです。
以下の写真は、ツェルマットの村のメイン通り。この行列は、ヘリコプタに乗るためのチケットを買う人たちです。
ツェルマット近辺の村、zinalあたりは、住民に避難要請がでており、油断できない状況です。
この雪崩の被害は、スイス内にとどまらず、シャモニーをはじめとするフランスアルプスにも及び、スイスマルティニ側からシャモニーへ上がるフォルクラ峠も、VALLOCHINE 村で巨大な土砂崩れがあり通行不能となっています。(3月ころまで復旧の見込みなし)
スイスからイタリアへ出るSIMPLON峠, GRAND ST.BERNARD峠も、雪崩の危険度が高いため、クローズしています。
明日は天候回復の見込みですが、気温が上がると余計雪崩の危険度があがり、雪崩警報がとかれるかどうか、今の時点では警察に問い合わせてもわからない状態です。
スイス雪崩警報!!ツェルマット孤立状態
2018-01-24
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