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ドイツ中部の大都市フランクフルトから車で約1時間南東方向へ走るとちょうどヴュルツブルクまでの中間地点あたりの山の奥に小さな町、
メスペルブルンがあらわれる。この大自然に囲まれた小さな町には毎年なんと9万人から10万人もの観光客がおとずれるというのでびっくりしてしまった。しかし、、なぜ、、確かにこの自然、静寂に包まれた田舎街は美しく、可愛らしく魅力的である。ん~~しかしドイツにおいては特別珍しいわけでもないようなぁ、、、
駐車場からその理由を探るために山道を少し歩いて行くと驚きの光景が現われた。
この奥深い山の中に突然、お城、‘水の館’が目に飛び込んできた。
なるほどこれこそが多くの観光客をこの小さな町に連れてくる理由だ。
この‘水の館’、メスぺルンブルン城の歴史は1412年にの騎士ハーマン・エヒターという人物が、狩りをしていた喉の渇きで死にそうになっているマインツ大司教座のヨハンをこの城の泉に投げ込み助けたことから始まる。
助けたお礼としてハーマンは‘メスペルブルン’という名の牧草地と資金をもらう。
その後、1427~1434年の間に現在の姿のようになった。
また、これほどまで奥深い山の中にあったため数々の戦時中も全くの被害を受けずに済んだ。
建物外部のみならず内部の貴重な資料も現存しており現在内部ガイドツアーでご覧になることができる。
是非すこし遠出をしてこの自然の静けさの中にたたずむ歴史ある‘水の館’に行ってみていただきたい。
メスペルブルン城
-のどかな風景が広がるメスペルブルン
山奥の水の館~メスペルブルン城~
2013-09-13
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