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バイエルンを治めたヴィッテルスバッハ家の居城であるレジデンツ。ミュンヘンの旧市街のマックス・ヨーゼフ広場に面しているこの宮殿は正面の姿からは想像がつかない程のヴィッテルスバッハの栄華を感じることができる豪華絢爛な部屋や貴重なアンティークを見ることができます。
レジデンツの入り口は控えめな印象ですが、宮殿には約120以上の部屋があり(一部工事中)ます。一番有名な見学箇所はAntiquariumですが、去年再オープンしてKögnisbauも見逃すことができません。
その中でもこの部屋。一見、絵画が飾られている部屋に見えますが、これは絵画ではなく、全てニンフェンブルク陶器に描かれたもの。
オリジナルの絵画を忠実に陶器の上に描かれ、まさにドイツマイスターの技術。主にアルテ・ピナコテークの作品をドキュメントするため、19世紀にルートヴィヒ1世の命で作成されました。
有名なデューラーの「四使徒」、ラファエロの「聖セシリア」があります。他にもルーベンスの作品も描かれ、約40枚の陶器絵が飾れています。まるで絵画館にいるような感覚で鑑賞することができますよ。
陶器の部屋の隣には「ニーベルンゲンの歌」を題材にした美しいフレスコ画がまるで映画の一場面を見るかのように物語を楽しむことができます。
Kögnisbauへはわかりにくいため、お城でルートマップを貰って見学されることをお勧めいたします。
ミュンヘン:レジデンツに新たな美術館!?
2019-02-14
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