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    ドイツ木組みの家街道 Vol.1 ~ドライアイヒェンハイン編~


    2017-11-27

  •  マイン川下流域は9世紀頃から、すでに皇帝の狩猟場として記録され、狩猟の館が建てられました。カール大帝も好んでこの狩猟館に滞在したと云われています。

    11世紀には、ハーゲン家の城として、塔を有する城砦ハイン城が建設されました。

     現在は、オッフェンバッハ郡ドライアイヒ市に属し、人口8000人強。歴史的、文化的価値が共存する町です。因みに、ドライアイヒとは、3つのオークの木(ドイツ語でEiche アイヒェ)を意味します。勿論の事ながら、市の紋章にも用いられていますよ。

     さて、本題に入りましょう。

      ドライアイヒェンハインには、フランクフルトから鉄道で、ディーブルグ(Dieburg)行きに乗って約20分。1時間に1本しかないので要注意。あらまあ、何と質素な無人駅・・・。

    駅前通りをWaldstraße(ヴァルドシュトラッセ)に出て、旧市街に向け東に進むと、町の防御塔として建てられたゴシック様式の上門(Obertor)と城壁がお目見え。

    門をくぐると、旧市街はこんな感じ。

    „ドイツ木組みの家街道 „(Deutsche Fachwerkstraße)の看板も。

    これら木組みの家の芸術的デザインは地域や、時代によって異なります。下記の家はそれを顕著に見ることできます。 

    さらに歩くと、石橋と城址が見えてきました。

    今日は土曜日、家族連れが多くみられました。この城址は、子供の“かくれんぼ“には最適なのです!

    この劇場跡、毎年夏休みには「祝祭劇」(Burgfestspiel)が催されます。その時期を狙って御越しになるのもよろしいかと。

    下門に出てきました。(Untertor)

    門を抜けると、噴水のある池が見事。池から城址の全体像を撮影。

    同じ道を駅へ向かう途中、人気のアイス屋さんに寄ってみました。

     

    町の豊かな遺産が市民によって愛され、保存されている素敵な町でした。

    ドイツ木組みの家街道 Vol.2 をお楽しみに。


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