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オーストリアの芸術家・画家であり、建築家でもあるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー(Friedensreich Regentag Dunkelbunt Hundertwasser、1928~2000)。
彼の作品といえば、賛否両論ではあるものの、確実に大阪市民の度肝を抜いた、仰天建築「大阪の舞洲ゴミ処理場」(舞洲工場と舞洲スラッジセンター)でしょう。親日家だった彼の日本での雅号は「百水」。ドイツ語で、Hundertは「百」、そしてWasserは「水」なのです。流れる水のように自然と共生した自由な発想を持った、彼の建築物に感銘を受けた方も多い事でしょう。
そのフンデルトヴァッサーの建築物が、ハンブルクにもあるのです。その名も「シュタットカフェ・オッテンゼン」(Stadtcafé Ottensen)、カフェ、レストランです。
流れる曲線の特徴的な外壁は、まさに、彼の思想そのまま。一度、建て直しのため、崩壊の危機に陥ったものの、ハンブルク市民の熱烈な反対運動の甲斐あり、外壁と内装の一部を残して、カフェが再建されることになったのです。さすが粘りのドイツ人!
メニューはシュニッツェル(ドイツのトンカツ)などのどっしりしっかりのドイツ料理から、パスタ、ハンバーガー、フラムクーヘン(アルザス地方の薄いピザ)などさまざま。平日のお昼(12:00-15:00)は日替わり定食(Mittagtisch)がお得。
ハンブルク中央駅からSバーンとバスを乗り継いで、Kreuzkirche Ottensenまで、そこから徒歩3分。もしくは、S1でHamburg-Bahrenfeldまで、そこから徒歩で15分。
営業時間:
Mon-Wed 12:00-23:00
Thu-Fri 12:00-00:00/Sat 10:00-00:00/Sun 10:00-23:00
芸術と食の両方を満たしてくれます。ハンブルクのランチにおススメです。ぜひ!
ハンブルク:フンデルトヴァッサーファン必見「シュタットカフェ・オッテンゼン」
2017-01-12
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