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コーブルク(Coburg)という街をご存知ですか?
ドイツ、バイエルン州北に位置し、テューリンゲン州にもほど近い小さな街となります。
この街は特にイギリスの王室と関係が深く、ヴィクトリア王朝を築いたヴィクトリア女王は、コーブルク出身のエルンスト1世の次男のアルバートと1840年に結婚しました。それ故、エリザベス女王も元を辿るとドイツ系であり、ドイツは昔からイギリス王室と深い縁があります。ヴィクトリア女王の母もコーブルク出身です。
現在はイギリスはウィンザー王室ですが、現在でも親交があるようで、王室に飾れるクリスマスツリーはコーブルクのモミの木が候補に挙がっているとのことです。
もちろん、コーブルクでも素敵なクリスマスマーケットが今年も開催されていましたよ。
コピーライト:Tourismus & Congress Service Coburg
街の真ん中にあるマルクト広場でクリスマスマーケットは開催されています。
コーブルクの名物はなんといっても、コーブルクの焼きソーセージ。コーブルクで有名な名物食べ物は、コーブルク風長い焼きソーセージ (Coburger Bratwurst) で、特徴は焼き方にあり、木材や木炭を用いるが、特に乾燥させたマツボックリを使うのが良いとのこと。
ちょっと恥ずかしながら写真を撮るのを忘れてしまいました。通常のソーセージよりとってもジューシーで、個人的にここのソーセージがドイツで一番おいしいと勝手に評価。
サンタさんのプレゼント袋がごみ箱の入れ口。。。なんとも。
とってもローカルなクリスマスマーケットで心が和みます。コーブルクはクリスマスマーケットは正直、他の都市と比べて大きな特徴はありませんが、見所が多い観光都市でもあります。
まず、4つのお城があります。エーレンブルク城(居城)、コーブルク城(要塞)、ローゼナウア城、カレンブルク城。
エーレンブルク城のRiesensaalは天井装飾が華麗なバロックホールや、ワルツ王ヨハン・シュトラウスが3度目の結婚式を挙げた宮殿教会もあります。ハプスブルク家にも負けない政略結婚によって、ヨーロッパに轟かせた歴史を垣間見ることができます。170メートル上の高台に、ドイツで2番目に大きな城(砦)と言われているコーブルク城塞(フランケンの王冠とも言われてます)がそびえています。宗教改革を起こしたマルティン・ルター(来年2017年、宗教改革500周年)が滞在した部屋や、ドイツ絵画の巨匠と言われているデューラー、クラナッハ、グリューネバルトの絵もあります。このマルティン・ルターですが、アウクスブルクの帝国議会で、彼を追放に処するかどうかの議論がなされている間、宗教改革を支援したザクセン選帝侯の保護の下、1530年の約半年間コーブルク城塞に住んでいたそうです。
コーブルクのクリスマスマーケット11/25~12/23
11:00~20:00
クリスマスマーケット:コーブルク ヨーロッパ皇室ゆかりの地
2016-11-30
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