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夏時間に変わり、随分と日が長くなってきました。もうすっかり春といいたいところですが、まだまだ分厚い上着にさよなら出来ずにいる遅い春気候のドイツです。
デュッセルドルフ近郊にあるお城といえば、ベンラート城が有名ですが、今回は地味~な穴場的?お城 ダイク城(Schloss Dyck)をご紹介します。
ダイク城は水城のひとつで、ラインラントの文化遺産のなかでは重要な地位を占めています。 1094年以来900年に渡り、代々ダイク家(Salm-Reifferscheidt-Dyck)という貴族の居城でした。
最後の城主が他界してからは、ガーデニングとランドスケープ・デザインをコンセプトに財団により管理運営されています。
水面に映るファサードがなかなかいい味を出していますでしょう?
マイナーなお城なので閑散としているのかと思いきや、意外や意外 パーキングにはかなりの数の車が駐車しています。
お城の入り口の前に果物を中心とした直売マーケットがあり、近所の住民がお買い物に来ています。
養蜂場もあり、オリジナルの蜂蜜も販売しています。
城主ヨーゼフ(Joseph zu Salm-Reifferscheidt-Dyck)はアマチュアの植物研究者でもあり、月に何百もの獲物を仕留めるほど、ハンティングにも没頭していたそう。
コートヤードを抜けて城内に入ります。城内は撮影禁止なので、写真はないのですけれど、バロック時代のインテリアが少々、思わずシャッターを押したくなるようなお宝もなく。。
このお城の見所はなんといっても美しい庭園!丹念に手入れされたオランジェリー~トピアリーガーデン~竹薮を配した和風コーナーもあり。 四季折々の植物を楽しむことができます。
1767年に構築されたバロック橋。お城で披露宴を催すカップルは必ずこのフォトジェニックな橋の前で記念撮影をすることから、通称 結婚式の橋(Hochzeitsbrücke)と呼ばれています。
逆さコブ白鳥
幻想的な夜のイルミネーション。夜のシーンを満喫したいなら、毎年開催されるクリスマス市がお勧めです。
その他、定期的にコンサートが催され、バラエティーに富んだプログラムが組まれています。とりわけ毎年大盛況を博しているのは、クラッシックカーの展示会です。
レトロ車ファンには見逃せないイベントです。
入り口付近にカフェレストランBotanicaがあります。ガラス張りのモダンなインテリア。メニューはパンケーキやカツレツなど。朝食ビュッフェもあります。
お天気が良い日には野外テラスに座るのもいいですね。
もちろん、ティータイムもOkですよ。ボリュームたっぷりのブルーベリーチーズケーキをミットザーネ(生クリーム添え)で。
クロッカスが満開!お庭一面に植えられたチューリップや木蓮の固く閉ざされた蕾が徐々に緩みはじめ、
春の訪れを告げています。これからの季節は各地で野外イベントが目白押しです♪
ダイク城
Stiftung Schloss Dyck Zentrum für Gartenkunst und Landschaftskultur 住所:Schloss Dyck, 41363 Jüchen オープン:10:00-18:00(月曜休)冬季は17:00まで アクセス:デュッセルドルフから約25km 車で30分弱 デュッセルドルフ(もしくはケルンから)ドイツ鉄道でノイス(Neuss)までノイスからバスでJüchen Schloss Dyck下車、徒歩7分http://www.vrr.de/en/index.html
デュッセルドルフ近郊の水城 :ダイク城(Schloss Dyck)
2016-05-03
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