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4月終わり、ドイツの森では、暗く長い冬を越した木々が芽吹き、美しい新緑の季節を迎えています。
春のハーブで人気のあるベアラウホ(英語でラムソン、ニンニクやチャイブの仲間)の白い花が満開です。密生している一帯からは、ニンニクやニラに似た匂いが漂ってきます。主に南ドイツを中心にドイツ全土で育つようです(北ドイツでは稀)。陰の湿気の多い落葉樹の森に育ちます。ベアラウホは、葉っぱを摘んでそのままパンに挟んで食べたり、スープにしたり、ペースト状にしてパスタと和えたり、色々な楽しみ方があります。動脈硬化を予防し、血圧も下げる効果があることから最近では徐々に人気も出ているようです。手軽にスーパーや市場でも買うことができます。その他、森には小さな植物の花々も見ることができます。黄色い花のGold Taubnessel, ワイルドストロベリー(Wald Erdbeere)、紫のKriechender Günsel、ライラックの花も咲き始めました。小さな植物図鑑を片手に森を散策するのも楽しいかもしれません。
美しいドイツの森
2016-04-26
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